とことん写真

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2013年 09月 20日

インコのサイン

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b0132475_11322132.jpg 中米のこのB国には、他の中米諸国と同じように、幾種類かのインコが分布しており、その中の2種類ほどは、ジャングル、市街地を問わず、ごく普通に見られる野鳥です。その一つが今日の写真の Olive-Throated Parakeet (オリーブスローティド パラキート)です。
 この写真は、この国最大の住宅街にある自宅から、車で20分ほどの所にあるリゾートホテルの庭で撮ったものです。インコがいたのは、木の葉が良く茂った背の高い木で、地上から15メートルほどの枝でした。
 遠くからインコたちの騒がしい声が聞こえ、飛んできた数羽がこの木の中に入ったのを確認し、更に、枝の上で何かが動く辺りから鳴き声が聞こえるのですが、何度目を凝らしてもどこに居るのか分かりません。そこでカメラで撮影し、それをモニターで拡大して初めて彼らがそこに居るのが分かりました。それほど彼らの保護色は完璧で、ある程度のl距離を置いて、葉の中にまぎれた彼らを肉眼で見つけ出すのはほぼ不可能です。
 そこで思うのですが、彼らにとっても、保護色の強い仲間の位置を即座に認識するのは難しいのではないかと。そのために、いつも騒がしく鳴いて自分の位置を知らせ、更に、目の周りが白く縁取られて良く目立つのは、最小限のサインで効果的に自分の位置を知らせるためではないのかと。後ろ姿のサインについては、翼の先にある青色かもしれません。
 もし彼らが鳴かず静かで、目のふちの白丸が無く、翼の先が青くなかったら、我々はもちろん、彼ら同士でも仲間の位置を見失なってしまうのではないでしょうか。そう思えるほどに彼らの保護色は完璧なのです。
 小さな写真にパラキートが2羽写っているのが分かりますか?想像してみてください、これで目のふちが白くなく、青色も無かったらと。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/6.3、1/640sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-20 11:33 | | Trackback | Comments(2)
2013年 09月 19日

東の景色

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b0132475_1247790.jpg この中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅ベランダから見る景色は、1戸建ての住宅、低層のベストウエスタンホテル、タイヤ販売店、あちこちに残る空き地の緑、すぐ隣の空き地、そして5階建てほどのアパートが2棟です。見る方向は東ですから、夕日の劇的な景色はありませんが、時々綺麗な朝焼けが見られます。
 夕方、西に陽が傾く時間になると、トキやサギの群れが上空を通過しますから、その頃にカメラを持ってベランダに出て、青空をバックに編隊を組んで飛び去るこの群れを待ちます。その時に、ベランダから見る地上の景色は、正面から太陽に照らされ、完全な順光状態になりますから、地上の様々なものが克明に描写され、素晴らしく鮮明に見えるときがあります。そんな時は遠くの雲の、特に積乱雲であれば、青空を背景に綺麗なフォルムを見ることが出来ます。
 今日の写真は、鳥の群れを撮るためにベランダに出たところ、いつも見慣れた景色が色鮮やかに、そして遠くの雲が綺麗に見えていたことから、望遠ズームの広角側で撮ったものです。これまであまり気にしていなかったのですが、夕方の東の空もいいものですね。
 写りに関しては、さすがにフォーマットの大きな一眼の描写で、コンパクトカメラとは一味も二味も違います。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算82mm、ISO400、F/9.0、1/320sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
 下の小さな写真は、上の写真の景色の上空を通過中のトキたちです。

by yagyu-toubei | 2013-09-19 12:56 | 中米ベリーズ | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 18日

ジャカナとスティルト

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b0132475_10453125.jpg 中米はB国の、最大の都市の住宅街にある自宅隣は、コンクリートブロック工場が引っ越したことから、今は空き地となっており、そこは標高が低いことから、雨が降ると水溜りができます。今は雨季ですから雨が多く、水溜りは干上がる暇がありません。
 こうして水溜りが続くと、水鳥たちの餌が増えるのでしょうか、幾種類もの鳥たちがここを訪れ、自分たちの餌があるのかどうか確かめているようです。一番多く訪れる鳥は、全身真っ黒なグレートテイルドブラックバードですが、彼らはもっぱら夕方の水浴びが目的です。
 今日の写真の鳥は、近頃良く見られるようになった Black-Necked Stilt (ブラックネックド スティルト、直訳するとクロクビシギ)と、もう一方はこのブログではおなじみの Northern Jacana (ノーザンジャカナ)です。
 この2種は、多分求める餌が競合しないのでしょう、相手を追い払うようなことはなく、お互いにほとんど無関心でした。
 こうして違う種類の鳥たちを画面にうまく納めるには運が必要ですが、自宅ベランダから水溜りを狙えるだけに非常に楽な撮影でした。でも、これに集中すると、上空を通過するトキたちの群れを見逃してしまう恐れがありますから、その点は注意が必要です。
 ところで、細い足に細いくちばしとグラフィカルな顔のシギ、頭に黄色のハートの王冠を載せ、足の指が極端に長いジャカナ。どちらもなかなか魅力的な鳥たちですね。念のため付け加えると、シギは片足を上げ、一本立ちしているのであって、足はちゃんと二本ともあります。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算345mm、ISO400、F/8.0、1/1,000sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-18 10:52 | | Trackback | Comments(1)
2013年 09月 17日

側溝のスイレン

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b0132475_11223646.jpg この中米B国の先週末は、それまでぐずついていた天気が、一日だけでしたが晴れ渡り、日差しの強い日となりました。でも急に黒い雲が広がり、短時間ですがにわか雨がありますから、お出かけや洗濯物干しには注意が必要です。
 いつもは日曜日午後の日課にしている自宅近所の散歩を、今日は天気がいいうちにと午前に出かけることにしました。近頃お天気が悪かったとことから、外出の際に、日焼け止めのクリームを長いこと塗っていなかったせいで、この日は太陽が照っているにもかかわらず塗るのを忘れて出てしまいました。途中で気が付いたのですが戻る気にはならずそのまま歩きました。
 自宅敷地のすぐ裏の道路側溝に、近頃大輪の白いスイレンが咲き始めています。一年間に何度も咲くのですが、水位の高い今もその時期みたいです。この側溝で自宅から持ち出したパンくずを、この側溝に住む魚たちに与えている際に、スイレンにミツバチが来ていることに気付きました。白い花びらと黄色のしべの淡いコントラストが綺麗で、その中のミツバチがとても良く目立ちます。早速肩にかけた袋からカメラを取り出し、花の中のミツバチを何枚か撮りました。自宅に帰ってその写真を確認してみると、天気が良く光が豊富にあったせいで、非常に綺麗に撮れていました。
 さて散歩ですが、家を出たばかりで、かなりの時間を道草したことから、いつもどおりの散歩コースに1時間ほどかかってしまいました。この間、日焼け止め無しで腕や顔、首筋を太陽にさらしたせいで、それらが真っ赤になってしまいました。歩いているときから、肌が焼けるような痛さを感じていたことから心配はしていたのですが。
 それにしても今日の写真、ただの望遠ズームとは思えないような素晴らしい描写で、しべやミツバチのリアリティには驚くばかりです。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/13.0、1/2500sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-17 11:33 | 昆虫 | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 16日

黄色のアンテナ

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b0132475_6594443.jpg この中米B国の、最大の都市の郊外、車で約20分ほどのところに牧草地のような、荒地のような土地が広がっており、ところどころに、ジャングル然とした密林や、既に大きな木は総て切り倒されたような森が見える場所があります。かつてはこのあたりの総てが熱帯雨林に覆われていたと思いますが、今ではほとんど残っておらず、わずかに川沿いに残されているくらいです。
 その郊外の、牧草地のようなところに低い草に覆われた農道があり、そこを歩いていたときに今日の写真のバッタに出会いました。大きな方は全長が10センチほどもあります。この2匹、大きさは明らかに違いますが、色も微妙に違いますから、オスとメスかもしれません。両方とも頭と首筋にかけて鋼鉄製の鎧のような、いかにも硬そうな外殻を持っています。
 今から1ヶ月ほど前に、別の場所でこの大きさで、割と外観が似ているバッタを多く見かけ、それ以降見ていませんでした。それがこの週末に見かけたのは何か理由があるのでしょうか。でも似てはいますがまったく別の種類かも知れません。
 外観で目立つのは、先ほどの鎧のような外殻と共に、とても鮮やかな黄色のアンテナ、触覚で、ご丁寧に先っぽは黒く装飾されています。虫たちは天敵から身を守るために、背景に体の線を溶け込ませる必要がありますが、この黄色が擬態や保護色に関係があるとは思えません。虫たちにとって、このような色使いはどんな意味があるのでしょうか。自然界の答えを知りたいものですね。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算345mm、ISO400、F/7.1、1/640sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-16 07:05 | 昆虫 | Trackback | Comments(2)
2013年 09月 15日

群れを撮る

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b0132475_10302259.jpg この中米B国で、最大の都市の住宅街にある自宅上空を、時期になると毎朝、毎夕鳥たちの群れが通過しますから、それを見、写真に納めるのが楽しみな習慣になっています。でも、ただ眺めるだけならいいのですが、写真に撮ろうとすると、様々な条件が揃わないと納得の一枚が撮れません。
 まずはなんと言っても天候です。理想的なのは背景が青空で太陽が照っていることです。鳥の群れはトキやシラサギですから、体色は白です。背景が曇った空で白や灰色だと、鳥たちと似た色となってコントラストが下がり、鳥たちの体は背景に埋没してしまいます。
 また、太陽が照れば、鳥たちの体が明るく輝き、背景の青空に映えます。これが理想の天候状態で、この状態で撮った群れはとても見ごたえのある、美しい鳥たちの飛行姿を楽しむことができます。
 次は鳥たちの群れの大きさと密度です。群れの大きさが3,4羽では迫力が出ませんが、10羽、できれば20羽以上だと集団としての固まり感と言うのか、連続性というのか、それだけで見ごたえが出てきます。密度については、例え20羽の群れでも、1列の編隊飛行で、それも鳥と鳥の間が開いているとうまく画面に治まらず、全体を入れると鳥が小さくなり、鳥を大きく写すと2,3羽しか写らない画面となってしまいます。鳥たちが一団となって、編隊飛行ながら重なり合うように飛んでくれるのが理想です。
 最後は機材です。レンズは35ミリ版換算で450道以上の望遠が必要で、鳥が通過する時間はまだ明るいことから最小F値は5.6で十分です。そして同じく重要なのがAF速度とピントの正確さです。鳥たちは結構なスピードで通過しますから、常に流し撮りになります。よって、その状態でもピントをはずさず、加えて動体予測機能が必須となります。私の場合は連写はせず、一枚ずつシャッターを押しています。特に理由は無いのですが。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450m、ISO400、F/6.3、1/640sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。この写真、少しピントが甘いのと、アンダー露出が残念です。

by yagyu-toubei | 2013-09-15 10:36 | | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 14日

タニシ狙い

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b0132475_1140134.jpg この中米B国で、今週の始め、熱帯性低気圧が通過したことから、まとまった雨が降り、この国一番の都会の住宅街にある自宅となりの敷地は、一部が水に覆われ、道路側溝と繋がりました。そうすると側溝に住む魚が敷地側に移動するのでしょうか、その水溜りへサギが訪れ、餌を探す場面が見られます。魚目当てではないのだと思いますが、ノーザンジャカナやチドリも見ることが出来ます。
 その降った雨が、まだ隣の敷地から引ききらず、大きな水溜りを作っている先日、敷地のフェンスの上にスネイルカイト(勝手にタニシトビと訳しています)のメスの姿を見つけました。スネイルカイトは、水辺に住み、タニシを主食にしているトビで、今日の写真を見るとお分かりの通り、タニシの身を殻から引き出し易いように発達した鍵型のくちばしを持っています。また足には、大きなタニシでも落とさないように、しっかりと掴める長い爪があります。
 このように、このトビは、タニシやその仲間の巻貝を食べるのに特化した体に進化しているようで、この鳥を見かけるときはいつも、今日の写真のように水辺を見つめ、タニシを探している様子の場面ばかりです。
 自宅周辺の水辺では、中身の抜かれたタニシの殻をたくさん見かけます。ただ、このタニシを狙う鳥はこのトビだけでなく、極めて好戦的なグレートテイルドブラックバードもタニシが大好きです。水辺の草むらに転がっているタニシの殻は、多分このブラックバードが食べたもので、高い杭の周りや、木の枝の下にかたまってある殻は、トビが食べた跡だと思います。これまで彼らがタニシを食べている場面を思い起こすと、ブラックバードはいつも地上で、トビは杭や枝の上での場面しか見ていないからです。
 今日の写真は、水中のタニシの場所を知るために、泥の中で動くのをじっと待ち、見つめているのだと思います。たとえタニシといえども捕るのは簡単ではないようですね。ところでこのスネイルカイト、右足の爪が一本折れているようです。のんびりしているように見えても自然は厳しいのでしょうね。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450m、ISO400、F/7.1、1/800sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
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by yagyu-toubei | 2013-09-14 11:49 | | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 13日

Groove-Billed Ani (グルーブビルド アニ)

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b0132475_11151725.jpg この中米のB国で、先週末に自宅から車で30分ほどのところに、荒地のように広がる農場地帯があり、ところどころに森が残されている郊外に行ってきました。目的はじっくりと野鳥を探し、それを写真に収めるためです。
 しかしこの地方は、ここまで来てもまだ標高が低く、また現在雨季で雨が多いことから地面はぬかるみ、簡単に幹線道路から脇道に入るわけには行きません。この国では、幹線道路以外は未だに未舗装のままです。更にその道路から外れた場所は、一見牧草地に見えますが、実は沼地のような状況で、とても足を踏み入れられるような土地ではありません。
 幹線道路から一箇所、草が生い茂った農道のような道路が奥の森のほうに伸びていました。路面状況を確かめたところ、車では危ないのですが歩きなら何とか進めそうだったことから、注意しながら踏み入りました。横には道路を作った時に併設したと思われる側溝があり、2メートルほどの幅で水があります。途中、この側溝からグリーンへロンや、トラサギが私に驚いて飛び立ちました。こちらもその時その羽音にびっくりしたのですが。
 その農道を、これ以上進めないと思われる地点、幹線道路から500メートルほど入ったところですが、ここで折り返し、来た道を戻りました。その途中、私のすぐ前の草むらで黒いものが動いています。その距離4メートルほど。その黒い相手は私にまだ気付いていない様子です。
 何者か確かめようと、わざと無造作に足を踏み出すと、相手はやっと気付いたようで少し飛び上がり、近くの枝に停まりました。それを撮ったのが今日の写真です。名前はGroove-Billed Ani (グルーブビルド アニ)ですが、日本名が分かりません。この鳥、くちばしの形が変わっていますが、これに似た鳥は日本にいないと思います。
 屋外で見ると、体色は真っ黒に見えますが、こうして写真に撮って大きくして見ると、紺色や茶色が混ざっているのが分かります。割とあちこちで見かけ、また、それほど人間を恐れませんが、積極的に撮ろうと思う鳥ではありません。でも頭周りのたてがみのような羽毛は、まるでワシのようですね。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450m、ISO400、F/5.6、1/400sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-13 11:28 | | Trackback | Comments(6)
2013年 09月 12日

カメラ雑誌 その3

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b0132475_1135540.jpg カメラ雑誌について思うことがたくさんあり、その中で今日はグラビア写真の話題です。
 各カメラ雑誌とも巻頭カラーのグラビア写真は、その月の誌面のハイライトだと思うのですが、それがいまひとつ、どのカメラ雑誌でも印象的ではないのです。日本の有名プロカメラマン、時の話題の新人カメラマンの作品だと思うのですが、印象に残る写真は本当に少ないように思います。私は写真評論家でも芸術評論家でもありませんから、その点についての意見は何もありませんが、これは凄いとか、綺麗とか、そう思える写真が少ないと思います。端的に言えば写真が面白くないのです。
 たとえば、ナショナルジオグラフィックの写真は、いつも印象的で感動します。写真の題材が、われわれの普段見慣れない場面、景色だからそう思うのではなく、写真そのものの中身が凄いのだと思います。光の捉え方なのか、アングルがいいのか、シャッターのタイミングがいいのか、とにかく写真がいつも劇的で、印象的なのです。これこそ写真と思わせるものばかりです。
 思うのですが、NG誌のカメラマンが、例えば日本の風景や街角をスナップしても、我々が見慣れた日本が、やっぱり劇的、印象的に表現されるに違いありません。彼らの写真に対する気合のいれ方が、日本のカメラ雑誌のグラビアに登場する日本人カメラマンとは違うのだと思います。そうプロ意識(根性)に大きな差があるのではないかと思うのです。
 日本のカメラ雑誌のそんな印象に残らないグラビア写真が、カラーで何ページもあるものだから、雑誌が分厚くて重いのです。NG誌はあんなに薄くて軽いのに中身の濃さは雲泥の差があります。日本の家屋は狭いのですから、もう少し薄くて軽い、中身の濃い雑誌にしていただきたいと切実に思います。
 それにしても、いつもではないのですが、グラビアページにこんな写真を載せるのかと、編集者のセンスを疑うことが何度もあります。特に街角のスナップは、有名カメラマンというだけで掲載されているのではないかと思うような、何の印象にも残らない、ごく普通の写真が載ったりします。その写真の印象は、中年になって高価なカメラとレンズを買ったものの何を撮ったらいいのか分からなくて、近所の街角に出てシャッターを押したといえるようなレベルだと思います。
 また以前、街角の猫の写真が流行した頃に、街の猫たちの写真を題材にしたカレンダーが、雑誌の付録として付いてきたことがありますが、その中身の貧弱さには正直驚きました。これがカメラ雑誌の出すカレンダーなのか、何かの間違いではないかと。更にそれが有名動物写真家の作であったことから、ああ日本のプロの写真のレベルはこんなものかと再認識しました。そのカレンダー、仕方なくトイレの壁に飾りましたが。でも、あれは今でも何かの間違いだと思っています。
 さて、今日の写真は、カリブ海の島国セントルシアでも、五本の指に入る風光明媚な場所で撮った一枚です。この時は手作りのレフ版を使用していませんが、背景に極端に明るい部分がなかったこと、太陽が高かったことから光がうまい具合に平均化されました。
 カメラはSony α100に、レンズはMinolta AF35-105です。撮影データは、35ミリ版換算105m、ISO100、F/6.3、1/250sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。この当時のCCDセンサー、いい色を出していますね。
 

by yagyu-toubei | 2013-09-12 11:09 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)
2013年 09月 11日

散歩道のアノール

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b0132475_7422823.jpg 昨日に続いてアノールの話題です。今日の写真の固体は、自宅庭ではなく、自宅周辺の散歩道上で見かけたアノールです。自宅にいた個体に比べて、黒色かと思えるほどに体色が濃いのが特徴です。
 昨日の固体では、最後まで首の下にあるひだを見ることは出来ませんでした。もしかしたら、顔つきがよく似た別のトカゲかもしれません。でも、今日の固体は間違いなくアノールで、写真でご覧の通り、首のひだを何度も見せていました。もちろん私に対して見せていたのではなく、近くにいたメスか、或いはオスに見せていたのだと思います。
 小さな写真は、ひだをこれから伸ばそうとしている瞬間で、まだ小さく縮んでいることから、色は濃いオレンジ色をしています。これを全開にしたのが上の大きな写真で、ひだの色は広がった分だけ淡く見えます。
 このトカゲを以前住んでいたカリブの島国セントルシアで初めて見たときは驚きました。こんなひだを持つトカゲをこれまで見たことがなかったからですが、もう一つはひだの開閉がものすごく早く、電光石火のごとくパッと現れパッと消えます。その様子を始めて見たときの、アノールまでの距離が遠かったこともあり、一瞬見えたそのひだを、何かの見間違いかと思ったのです。そのとき彼は何度もそのひだを開閉していたことから、それは見間違いでないことを知ったのですが、それ以降、このアノールのひだを長く見ることが出来ませんでした。しかし、2009年7月12日のこのブログにあるとおり、もう少しで島を去るという時になって、やっとそのひだの撮影に成功しました。
 アノールが、首のひだをあんなに大きく開けられるのはどうしてだろう、ひだが閉まっているときはどこにあるのだろうと不思議に思います。エリマキトカゲが襟巻きを広げるのと同じ理屈でしょうが、それにしても世界には色々な変わった生き物がいて面白いですね。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450m、ISO400、F/5.6、1/400sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-09-11 07:48 | 爬虫類 | Trackback | Comments(0)