カリブの海の底
2008年 11月 16日
この国はこれまで農業主体であった産業を、観光に変えつつあります。無論農業も大事ですから保護政策はあるのですが、華やかな観光開発の陰に隠れ、就業人口は減少の一途をたどっています。
その観光は、カリブ海のビーチと、火山島であることによる内陸部の豊かな自然が売り物です。でも、内陸部の自然は魅力あるものの、そのための観光開発、プロモーションの遅れから十分な魅力を引き出せずにいます。
それに比べ、海洋関連の観光開発は民間主導で行われていることもあり、そこそこの魅力を持ち、欧米からの観光客を楽しませています。
今日の写真は、船底がガラス張りになっている水中観察用の、30人乗り程の遊覧船から見た、カリブ海の底です。船着場から30分ほどで、岩礁のあるこの場所に着くのですが、驚くほどの沢山の魚を見ることができます。その素晴らしい光景に魅せられ、いつまでも見ていたいのですが、ガラス越しの水中を凝視していること、盛んに揺れることから、通常は30分ぐらいでダウンします。私と私の家族は、他の人達よりずいぶん長くこの船底に留まりましたが、皆、船酔い寸前で甲板に出ました。船酔いはごめんですが、あの光景はもう一度見たいものです。
カメラはFujifilm FinePix 4500。画面の四隅は甘い描写ですが、大きなCCDによる発色と描写は今でも魅力的です。