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トレドの日本刀

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 スペインは他のヨーロッパの国もそうですが、昔ながらの街並みがよく保存されています。彼らはこの歴史を証明する建物や町並みに愛着があるようで、とても大事にしているように見えます。その昔ながらの町はちゃんと機能していて、人々の暮らしがそこにあります。町は教会を中心に広がっており、宗教が彼らにどれほど重要なものかを物語っているかのようです。
 今日の写真のマドリッド郊外のトレドの町は、川が蛇行してできた、自然の要塞然とした丘を覆っています。川の反対側から見るこの町は、正に中世の町そのものです。この町の中を歩いてウインドウショッピングしていたら、ある店の中に日本刀が飾ってありました。店のオーナーにその訳を尋ねると、なんと、かつてここで日本刀が生産されていたとのことです。そのオーナーは、前のオーナーである父親からそう聞いていたそうです。日本だけの生産では日本刀の需要を満たすことができず、このスペインの町に外注に出していたというのです。無論、ずっとずっと昔の話だそうです。戦国とか江戸時代のことでしょうか。本当でしょうか。でも、その日本刀は立派に日本刀でした。そういえばこのトレドの特産品はナイフなどの刃物なのです。
 カメラはCanon EOS100。とっても静かなカメラでした。
by yagyu-toubei | 2008-10-30 10:20 | Trackback | Comments(0)

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