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総督の館

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 かつてイギリスの殖民地であった国には、その国の元首として総督を置いている国があります。この総督はイギリスの女王代理で、国家元首としての役割を果たします。総督は各式典に出席するばかりでなく、首相や大臣の任命まで行います。イギリスの威光は現在でも、既に独立した国にまで及んでいるのです。イギリスというより女王の威光というのが正しいのですが。イギリスが各国に残す影響力、何がそうさせるのでしょうか。我々にはこのあたりの理解は難しいのですね。
 かつて日本も東南アジアのほとんどを植民地化しましたが、戦争での敗戦により、現在かつての植民地への影響力は全くありませんが、もし勝っていたら日本は各国に天皇の代理を置いてのでしょうか。
 この総督の館は、かつて植民地時代に政府があった建物です。ですから今でもこの建物はガバメントハウス(政府庁舎)と呼ばれ、この国で最も有名で格式高い、立派な建物です。この館の位置は、首都と戦略的に最も重要な湾を一望できる、この国で最も見晴らしのいいところです。館のすぐ下にこの国一番のビューポイントがあり、ほとんどの観光客が必ず訪れる人気のスポットです。当国女性総督は最高の見晴らしを満喫しつつ、この館に住んでいます。
by yagyu-toubei | 2008-06-01 10:07 | Trackback | Comments(0)

とことん写真

写真展示とカメラにまつわるお話


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