ブーゲンビリアの秘密
2008年 05月 07日
この島ではブーゲンビリアは極めて普通の花で、雑草のごとくあちこちで見られます。ご存知のとおり、この低木は非常に鋭いとげを持つことから垣根に使われ、広く普及したのかもしれません。また、丈夫で、育ちやすいことも人気の秘密です。気に入った色の花の茎を適当に切ってそれを土に挿し木すればほぼ確実に新しい根を出し、育ち始めます。ここは一年中夏の気候ですから当然ですが、その成長の早いこと、驚きます。
ところが一つ欠点があります。この育ち方があまりにも早く、ワイルドなことから管理が大変なのです。垣根の形を整えようとしても容易ではありません。何しろ縦横無尽に枝を伸ばし、その枝はとても鋭いとげを持っています。ですからその管理に自信のない人は垣根にするのを躊躇するほどなのです。防犯効果は高いのですが。
写真のブーゲンビリアはピジョンアイランドの一角にあるものですが、一年に3回ぐらい満開を見ることができます。あまり人に知られていませんが、その満開時の見事なことはこの写真からも伺えるかと思います。筆舌に尽くしがたい花の、いやブーゲンビリアのパワーを感じます。 そこにある総ての他の木に絡まり、表面の総てを覆い尽くします。写真はそのほんの一部なのです。その凄さをお伝えできないのが残念です。カメラはPanasonic LumixFX1。CCDが1/2.5インチと小さいにもかかわらず、素晴らしい描写と発色です。