でも時には軟らかい Nikon Coolpix E5400
2016年 03月 16日
2日前のこのブログ上で、同じ場所を背景にした似たような写真を載せました。そのときに使用したカメラと、今日の写真のカメラは同じ個体です。
このカメラの特徴は、空気の存在を感じさせない抜けの良い描写と、カリッとした解像感溢れる切れの良さです。この描写は素晴らしいレンズの性能に負う部分が大きいのかもしれません。
しかしながらこの解像感溢れる描写は、風景の場合に、それが長所として十分に発揮されるのですが、人物を撮った場合には、時として硬い描写と感じてしまうことがあります。特にコンパクトカメラは被写界深度が深く、ボケが浅いことから余計にそう感じるのかもしれません。
これはぜいたくな悩みで、誰もが解像感を求めながら、人物の描写は柔らかくしろというのですからカメラメーカーはたまったものではないでしょう。でもだからこそ写真は面白いのですが。
今日の写真、このカメラにしては描写に硬さが見えず、かといって解像感は落ちていません。おまけに立体感を感じます。光の加減でしょうか。
写真の場所は、カリブ海の島国セントルシアの、最大の観光地であるロドニーベイの砦の上です。
カメラは Nikon Coolpix E5400。大きな写真の撮影データは、35mm版換算57mm、ISO50、F7.2、1/225sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。