背景は美しい湖のある村
2015年 12月 05日
この中米B国の、バードウオッチングで最も有名なクルックドツリー野生生物保護区は、乾季の一時期に何万羽というほどの沢山の水鳥たちが集まり、それはそれは素晴らしい景観を見せてくれるのですが、その期間が短いため、世界からそれを見ようとここに来る人にとっては、ほとんど運任せでしかありません。
その一年で最も素晴らしい期間を外すのはとても残念なのですが、一方で、それ故にこの村落内の美しい風景を知ることになります。
村は、乾季には少々埃っぽいのですが、静かでのんびりしています。村を散歩すると、あちこちに巨木を見ることができ、小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。
樹木は赤、ピンク、黄色など、必ずどれかが、その時々の美しい花をつけ、また野草も負けじと華やかに咲き誇ります。
湖はどこまでも広く、湖面を渡る風は南国の暑さを和らげ、木陰で昼寝をするに丁度良い気温です。ヨーロッパから訪れる多くの人たちは、たとえ目的の鳥が見られなくとも、この素晴らしい雰囲気だけで満足して帰るそうです。この保護区はそんな場所です。
写真は、保護区内の湖畔に建つホテルの庭先での一枚です。美しいこの村の一端をご想像いただけるでしょうか。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換105mm、ISO400、F9.0、1/940sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。