川を横切るワニ
2015年 06月 24日
この中米B国の最大の都市から車で30分ほど西に走ると、既に多くの人の手が入っているとはいえ、緑の濃いジャングルがあります。その辺りでもまだ土地の標高は低く、雨期になると水に浸かってしまう部分が多くあります。そういった土地柄が人間の開発を妨げ、未だに多くの自然が残されているのだと思います。
そのジャングルのある道路に2か所、橋が架かっているのですが、いつもここで車を停め、川を眺めながらその岸辺などにいる鳥たちを探します。
この日もいつものように橋から川を眺めていると、川の中央を流木のような、長いものが川を横切っていました。全体で3m程はありそうです。
その丸太のようなものは流れているのではなく、わずかな波を起こしながら前に進んでいます。その場面が今日の写真です。下の小さな写真がその拡大ですが、そう、これはワニです。
この川でワニを初めて見ましたが、もっと町の近くにいますから、ここにいても不思議ではありません。この国ではワニに襲われ、年間に何人かの犠牲者が出ます。時々この橋の下でも子供たちが泳いでいますが、それは命がけの水遊びなのですね。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。