平カニと丸カニ
2014年 06月 20日
この中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅周りは、この辺りの標高が非常に低いことから、乾期でいくら雨が降らない日が続こうと最低でも海面の高さまでは水があります。
その一年中水のある道路側溝には、決して枯れないことから水生動物が生きながらえることができ、彼らは多分少なくないある一定の数を保ち、中には大きく育つのがいます。水が枯れないということは全滅することがないということですから、天敵に捕られない限り大きく育つことができるはずです。
この道路側溝などの水場で、散歩中にサギなどが餌をとる場面に遭遇するのですが、彼らが口にくわえた魚の大きさを見て、ここでもあれほどに育つのかと、その大きさに驚くことがあります。
今日の写真はその水の枯れない道路側溝で撮った一枚で、大きな写真のカニは体が平べったく、一対の足がヒレのような形をしており、いかにも泳ぐのが得意な感じに見えます。このカニをこれまでに2度ほど見かけたのですが、場所はいずれも水中で、よってこの写真も水中にいたところを撮りましたから、画面が揺らいでいます。
一方、小さな写真のカニは、いつもよく見かけるタイプで、その場所は圧倒的に陸上です。体は丸っこく、歩くのが得意な感じに見えます。この2種は似たような場所にいてもちゃんと棲み分けができているのでしょうね。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO125、F/5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。