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背景は晩秋の小道

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背景は晩秋の小道_b0132475_10254771.jpg 岐阜の自宅周辺は田舎の自然に恵まれており、厳しい夏でも夜になれば冷え込んできますから、虫が多いことを除けばその恩恵を感じることができるような、ヒートアイランド現象とは無縁の世界です。
 そんな田舎でありながら山歩きのための公園が近くにあり、週末に足腰を鍛えたり、自然散策にはもってこいの環境となっています。でももしかしたら、この公園の目的の一つに、最近注目され始めた里山の保全というのがあるのかもしれません。ただうちの近所では、シカ、サル、ハクビシンなどの野生動物が毎日のように出没し、特に保護するまでもないほどに野生動物が活動できる自然が残されています。
 今日の写真は2009年10月下旬に撮った一枚で、その公園の散策道が背景です。桜の木々はすっかり葉を落とし、道路に積もった枯葉が晩秋を感じさせ、山の賑わいが終わり、続いて厳しい冬の訪れを連想させます。こういった季節の変わり目の寂しさ、もの悲しさが多感な日本の文化を育てたでしょうね。
 ところで、この写真に妙なリアリティを感じるのはどうしてでしょうか。それでいて同時に、昔の夢の中で見た一場面のような、そんな不思議な空間を感じます。
 カメラはNikon D200に、レンズはSigma AF18-125。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算39mm、ISO140、F/4.0、1/45sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2014-06-08 10:32 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)

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