日本の街、公園
2014年 02月 28日
世界に出てみると色々なことに気付く。ニューヨークを初めて訪れたとき、ビルの大きさとその数に眼がくらむほど驚いた。日本の新宿新都心なんか足元にも及ばない。ニューヨークの10分1もない。日本の新宿も凄いけど、ニューヨークの街中は凄い活気があり、色々な人種がいていかにも国際的でかっこいい。それに比べて新宿は泥臭い。ニューヨークは大雑把に言えばそんな印象だった。
ではニューヨークがいいかといえばそうでもない。うまく言えないけどどこかよそよそしく、温かみがない。それに路地に入ると途端に陰湿な感じがして犯罪の危険を感じる。
でも日本の街はそんな感じはない。込み入ってごちゃごちゃしているがこぎれいで、危険な感じもない。人々は忙しそうに歩き、誰も無関心だが疎外感はあまりない。日本は育った故郷だから、住めば都のごとく愛着があるからだろうか。
でも確実に言えるのは、日本はどこの国と比べても清潔感がある。もう一つ、人々は他人に迷惑をかけないことを心得ており、店はおもてなしの精神がある。それが安心に繋がっているのかもしれない。
今日の写真の場所は、大阪天王寺公園の入り口近くの一角。とてもきれいに掃除が行き届き、派手さはないがこぎれいで、全体がバランスよく、総ての造りに知性を感じる。これが日本の優れた特徴かもしれない。そしてそれがもう一つの安心感に繋がっているのかもしれない。
カメラはSony Cyber-shot R1。レンズはカールツァイス。レンズがいいのか、センサーがいいのか、或いは両方なのか、素晴らしい透明感に感心する。