近い野生の王国
2013年 12月 05日
この中米B国は、国土の大半が低い平野で構成されていることから、どこへ行ってもたくさんの水があります。平野部を隣国から流れてくる水が国土を蛇行しながらゆっくり進み、河川域でないところでも、あちこちに湖や湿原があり、これらの水はほとんどが繋がっています。かつてマヤの人々はこの水を利用してあちこちに移動したようです。
この国で最も有名な湖の一つ、クルックドゥツリーはだいぶ内陸部にある湖ですが、やはりこの国最大の川と繋がっており、湖からはボートを使えば海に出られます。
今年は異常に雨が多く、このクルックドゥツリーの湖は洪水に襲われ、村に通ずる道路が冠水していることから気軽に訪れることができません。もうすぐ観光シーズンが始まるのですが、このままでは、観光客の減少により村は大きな打撃を受けることになります。早く水が引くことを祈る毎日です。
今日の写真は、今年の初めに訪れた際に撮ったもので、ここではバードウオッチングが有名ですが、同時にたくさんのワニも見ることが出来ます。大きな写真に6匹が写っていますが、分かるでしょうか。ワニの向こうには多くのセイタカシギとウが見えます。小さな写真は、上の写真の一部分を切り取ったものす。
この国の最大の都市から車で1時間以内でこのような光景が広がっているのですから、自然派には最高の国だと思います。
カメラはSony α55に、レンズはMinolta AF100-300。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/8.0、1/1,000sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。