Lineated Woodpecker (ラインイーテッド ウッドペッカー)
2013年 11月 25日
この中米B国は、熱帯地方に位置し、国土の半分以上が標高の低い平野であるとから土地には水が溜まりやすく、開発の難しい地形といえます。しかし、開発が進まない分だけ自然が多く残されているともいえます。では街を離れると郊外はジャングルに覆われているのかというとそうでもなく、低い潅木の茂る湿地といった感じの風景が広がっています。所々に残るジャングル然とした森は、道路から見る限り、多くは残されていません。
そんな自然の多い国ですから、野鳥はたくさん生息しており、欧米からバードウオッチングのために多くの観光客が訪れます。私も鳥が好きですから一種類でも多くの鳥を見たいという想いで、これまであちこちに出かけました。こうして多くの野鳥を見てきて、その上で今、最も見たいと思っていた鳥の一つをついに今日、写真に収めることができました。
この国唯一の動物園は、自宅のあるこの国最大の都市から1時間ほどのところにあります。この動物園敷地周辺はまだジャングル然とした森が残されており、園内も樹木に覆われています。だからここでは、野生の野鳥を見る機会は多くあり、ここを訪れたときは常に上を見上げ、鳥を探しながら歩いています。
今日その園内で、木をつつくキツツキ独特のドラミングが聞こえてきました。音の響きの大きさからして小型のキツツキではありません。その方向を探すといました。ついに見つけました。これまで2度だけ見かけたのですが、それはほんの一瞬の出会いで、不満の残るものでした。
写真は、その恋焦がれたキツツキ、Lineated Woodpecker (ラインイーテッド ウッドペッカー)です。子供の頃に見た、アメリカのアニメテレビ番組に登場したあのキツツキにそっくりです。これで残るはもう一種類のキツツキだけです。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/7.1、1/800sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。