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黒い流れ

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黒い流れ_b0132475_12383043.jpg 久しぶりにこの中米のB国の、水鳥が多く見られるバードウオッチングで有名な湖を訪れました。湖は、これまで見たことがないほどの高い水位で、また水草が多く茂り、たくさんの水鳥の群れを期待したのですが、ウ以外はほとんど見られませんでした。
 公園管理事務所のレンジャーに話を聞くと、水位が高いのは、上流部のグァテマラで多く雨が降ったせいだそうで、鳥が見られないのはもっと北の、アメリカやメキシコの餌場に行っているからだと教えてくれました。彼らがこの湖に帰ってくるのは11月だそうで、それまで待つ必要があるそうです。
 そこで、仕方なく島内部の道路を車でゆっくり、枝や電線に留まっている鳥を探しながらドライブしました。いくつかの鳥を観察できたのですが、今日の目玉は空中でなく地上にいました。
 村の中の土の道路を直角に、黒い水が流れるように横切っているのが見え、思わず車のブレーキを踏みました。黒い流れは大型の黒いアリの行進です。その流れは一糸乱れることなく、次から次へと切れ目なく、すごい速さで流れています。総て黒い大きなアリたちですが、中に、その黒いアリより更に大きな、2倍ほどの体格の茶色のアリがいます。大きな牙を持ったあごが、いかにも強そうです。黒いアリを見張っているのでしょうか、それとも彼らのガードをしているのでしょうか。その茶色いのを写真に撮ったのですが、残念ながらピントはずれ。接写するには、彼らの移動スピードが速すぎます。
 写真は、黒いアリたちですが、ご覧の通り総てが大きな牙を持ったあごの持ち主です。こんなのに襲われたらひとたまりもなさそうな、いかにも獰猛そうな集団です。その迫力が写真で伝わらないのが残念です。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2013-08-04 12:44 | 昆虫 | Trackback | Comments(0)

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