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α57 + Minolta AF24-105/F3.5-4.5

α57 + Minolta AF24-105/F3.5-4.5_b0132475_14504792.jpg

α57 + Minolta AF24-105/F3.5-4.5_b0132475_1451954.jpg 最近入手した新しいカメラ、Sony α57に、手持ちの古いミノルタのレンズを付けて試写してみました。α57については、これまでの試写で、α55から大きく進化していることを確認していましたから、古いレンズでもその性能を最大限に引き出せるだろうと思っていました。
 選んだのは、ミノルタが発売した最後のAF標準ズームレンズ Minolta AF24-105/F3.5-4.5で、発売と同時にその高性能が評価され、当時の標準ズームレンズの指標になったほどの名レンズです。どのズームレンジでも解像力、発色とも高いレベルでまとまっています。
 試写の結果は、当初の予想を上回るほどの描写を見せてくれました。まずは、ピント精度がどのような状況でも素晴らしく、ほとんど100%の確率で合っています。これは、私は他にNikon D7000や、Canon EOS 50Dを持っており、それぞれに標準ズームをつけてテストしていますが、ここまで正確にピントを決めたのはこのα57だけです。
 ピントは、今日の作例のように、逆光状態で、更に顔が帽子で暗くなっていると、多分コントラストが落ちるせいでしょう、このような最悪のコンディションではピントの精度が大幅に落ちます。ところが、このような場合でもα57は全く問題なく、常にピントぴったりの結果を得たのです。逆にCanon EOS 50Dは、あまり芳しい結果ではありませんでした。50Dについては、このカメラ個別の問題ではなく、他に持っているKissも同じようなAF性能であることから、高級機以外のCanonに共通した特性と思われます。ただ、撮影条件やカメラの設定、使用レンズ、撮影者によって結果は大きく変わることから、結論的なことは言えません。
 ミノルタ AF24-105レンズは、α57の高性能に助けられ、本来の性能を十分に発揮しているように見えます。逆光のため、古いコーティングはコントラストを落としていますが、一方で解像力、発色とも現代のレンズに引けをとりません。作例写真は、1.4倍ほどにトリミングしていますが、その距離でも顔の毛穴が分かるほどの解像力です。このレンズ、いつかはα99で試したいと思っていますが、このように、ソニーは古いミノルタのレンズを、総て手振れ補正つきで楽しめるのですから嬉しいですね。
 カメラはSony α57に、レンズはMinolta AF24-105/F3.5-4.5です。撮影データは、焦点距離35mm相当 72mm、ISO400、F6.3、1/250sでした。上の写真、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
 
 
by yagyu-toubei | 2013-07-23 14:56 | 機材 | Trackback | Comments(0)

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