Grate Tailed Blackbird (グレイトテイルド ブラックバード)
2013年 07月 14日
この中米B国にはたくさんの野鳥がいますが、その中で、最も多いのが、今日の写真のGrate Tailed Blackbird (グレイトテイルド ブラックバード)で、夕方には大群で移動します。この鳥は、日本のカラスによく似た存在で、その習性と共に、全身真っ黒な姿も似ています。ただ体格はやせ細ったハトほどの大きさです。
このカラスもどき、気性は非常に荒く、餌を競合する相手には、どんなに体格差があろうと向かっていき、大きな相手を追い掛け回しているのを時々見かけます。よく追われているのは、共にタニシを餌とするスネイルカイト(タニシトビ)で、体格ははるかに勝っているのですが、彼らは常に追われています。下手に争って怪我でもしたら、それこそ生死に関わることから、逃げるが勝ちと決め込んでいるのかもしれませんが、カラスもどきはそんな良識を持っていないようで、常に好戦的です。今日の写真の面構えから、それが伺えるかと思います。
私は以前ベネズエラで、この仲間の種類の鳥に、頭をつつかれたことがありますが、ものすごく痛かったのを覚えています。思いっきりつつかれれば、頭蓋骨に穴が開くほどの威力があるのではと思います。それを思うと、スネイルカイトにしてみれば、君子危うきに近寄らずといったところでしょうか。
カメラはSonyα55に、レンズはMinolta AF100-300 Apo。上の写真、クリックして更に大きく見ることが出来ます。