ジャングルのトロゴン
2013年 06月 16日
この中米B国には、たくさんの美しい鳥たちが生息しており、それらの鳥を観察しようと、世界中からバードウオッチャーたちが集まりることから、野鳥はこの国にとって貴重な観光資源です。先月訪れた、この国の内陸部のジャングルを売り物にするホテルで、大きなレンズで鳥を撮るカナダ人に声をかけたところ、彼女は、鳥を撮り始めてまだ経験は浅いそうですが、ここへ来る前にオジロワシを撮るツアーに参加したそうです。
広大な湿原と深いジャングルを持つ、この国に生息する様々な野鳥の中で、私の中の人気ベスト5は、アメリカ大陸最大の翼幅を持つジャビル、大きなくちばしのツゥカン、様々なキツツキ、極彩色のインコ、そして日本のブッポウソウに似たトロゴンです。
今日の写真のViolaceous Trogon (ビオラセウス トロゴン)は、以前このブログに登場しており、そのときはメスでしたが、今日のは背中が写っているオスです。少し逆光気味で、美しい羽色を捉え切れていないのですが、ジャングルの中で見るトロゴンは、神秘的なほどに綺麗です。また嬉しいことに、この鳥は人をあまり恐れず、短時間ではあるのですが一箇所に留まることから、美しい姿を十分に鑑賞したり、写真に収めることができる、サービス精神のある種類でもあるのです。
ジャングルを歩いていて、ツゥカンとこのトロゴンが同時に現れるとどちらを撮るか、本当に迷います。
カメラはSonyα55に、レンズはMinolta AF100-300Apo。上の大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。