青いカニ
2013年 06月 12日
この中米の国ベリーズの、最大の都市の住宅地にある自宅の周りを、週末にカメラをぶら下げて散歩します。ぶら下げるといっても、ここは、治安が日本ほど良くありませんから、外から目立たないように、布のトートバックに入れていますが。
先日散歩した際に、雨季になって近頃雨が多く、側溝に水がたまりだしたせいなのか、側溝土手の土の部分に、たくさんのカニの穴が目立つのに気付きました。それらの大きいのは、直径が10センチメートルほどもあり、さぞや大きいのが住んでいるのでしょうが、カニは用心深く、近付くとすぐに穴にもぐってしまい、なかなか全体像を確認できません。
でも、これらのカニの中には、どういう加減か、人がかなり近付いても、穴の入り口でじっとしているのも居ます。今日の写真はそんな中の一匹ですが、この色のカニ、初めて見ました。これまでにカニはたくさん見ていますが、この色は初めてです。
以前住んだことのある、カリブの島国セントルシアには、同じように、道路側溝の土手に巣穴を作るカニがいましたが、彼らの体は赤色でした。また他で見たものは灰色でした。
この自宅近くのカニは鮮やかな青色ですが、中にはカニらしい肌色のも居ます。多分、これはオスとメスの違いだろうと思います。それにしてもこの色は、普段見慣れていないことから、住んでいる場所からして、家庭からの排水に汚染された結果の色ではないかと勘ぐってしまいます。そういえば、このカニの色にそっくりな台所洗剤がスーパーで売られています。そうでなければいいのですが。
カメラはSony α55に、レンズはMinolta AF100-300Apo。