望遠マクロと昆虫
2013年 06月 07日
昆虫を対象にしたマクロ写真は、相手が生き物ですから、鳥の撮影と同じく、逃げられないように近付く必要があります。昆虫の中でも被写体により、例えばカブトムシのような甲虫類はそれほど神経質ではありませんが、トンボやチョウは近付くに従い逃げやすい対象です。
そういった被写体に対しては、長いマクロレンズ、つまり望遠マクロが有効です。一昔前まで、望遠になればなるほど手振れの危険性が増し、その対策として三脚を必要としたのですが、現在のカメラは手振れ補正機構があり、更にセンサーの感度が高くなったことから、昔に比べはるかに速いシャッターを切ることができるため、手振れに強くなっています。
今日の写真は、去年の夏に自宅近くの散歩道で、かなり離れた場所から、300ミリの望遠マクロで捉えたものですが、素晴らしく鮮明に写っています。このように簡単になった昆虫写真に、望遠マクロが1本あると、これまでにない違った世界が見えてきます。
私は散歩に出かけるとき、カメラにこの望遠マクロレンズを付け、鳥やそしていつでも昆虫等を撮れるようにしています。カメラを持つことで荷物にはなりますが、それ以上に散歩の楽しみが増えます。
カメラはSonyα55に、レンズはSigma AF300Apo F4.0。