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Nikon Cool Pix 5000

Nikon Cool Pix 5000_b0132475_11193785.jpg

Nikon Cool Pix 5000_b0132475_11203227.jpg 今日の機種は、昨日のNikon Cool Pix 5400 (E5400) の一つ前のモデルであるCool Pix 5000 (E5000) です。昨日のお話しのとおり、同じシリーズであっても型が一つ新しくなると、イメージセンサーや映像エンジンまで変わってしまい、中身はまったく別のものです。このE5000と、次代のE5400が好例で、この二つのモデルは、センサーなどに共通性がありません。
 E5000が1/1.5インチセンサーであるのに対し、次の型であるE5400は、1/1.8インチとスペックダウンしていますが、画素数は5メガから5.1メガへ、レンズは3倍から4倍へと変わり、E5400には1枚のEDレンズが新たに使用されました。
 こうした進化は画像に表れ、E5400の発色は自然により忠実になり、また、更にクリアーな画像を提供してくれます。では、E5000の画像はどうなのかというと、E5400に比べて大幅に劣るわけでは決してありません。また、デジカメの進化は、操作性やインターフェイスに如実に表れますが、なぜかこの2台に、それに関する大きな差は感じられません。
 私が2台を使ってみて一番大きな違いを感じるのは発色です。E5400のナチュラルな色に対して、E5000は常にピンクがかったような色で被写体によっては不自然さが目立ちます。人によっては人物写真の場合、この色を好むかもしれません。
 さて、E5000ですが、全体としては良くできたカメラで、現代でもそれほど違和感なく楽しめるかと思いますが、E5400との選択肢があるなら、ズーム比および発色の違いと、わずかながらコンパクトになった後者をお勧めします。でもE5000も悪くありません。ちなみに、発売当時のメーカー希望小売価格は15万円でした。
 作例は、カリブ海の島国セントルシアの国立公園内です。この場面、かなりきつい逆光ですが、それをものともせず素晴らしい描写です。
 カメラはNikon Cooi Pix 5000で、カメラを撮ったカメラはFujifilm FinePix F200 EXR。
 
by yagyu-toubei | 2013-05-21 11:31 | 機材 | Trackback | Comments(0)

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