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Canon Power-shot Pro1を持つ喜び

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Canon Power-shot Pro1を持つ喜び_b0132475_1172894.jpg 今日の機材はCanon power-shot Pro1で、キャノンのコンパクトカメラで「L」レンズを搭載したのは後にも先にもこのカメラだけである。「L」は、キャノン社内基準で合格した高い光学性能を持つレンズに与えられる称号だそうで、蛍石、特殊低分散ガラス、非球面レンズなどを投入している贅沢レンズだ。
 その35ミリ換算28~200ミリ、超音波モーター駆動のレンズを搭載し、センサーは2/3インチのCCDと、映像エンジンDIGICを組み合わせ、Proの名を冠したこのカメラはキャノン渾身のカメラに違いない。ここまで聞かされれば、誰もがその性能に大きな期待を抱かずにいられない。
 さて、その画質であるが、作例の写真を見ていただければお分かりの通り、小さな800万画素のセンサーで撮影されたとは思えないほどに、その画像は繊細で、ピントの切れは良く、人肌の発色も申し分なく、積極的にこのカメラを使いたくなる高い品質を感じる。
 カメラボディは金属製で、コンパクトながら中身がみっちりと詰まった感じがあり、手触りは良く、用もないのに持ってみたくなる質感がある。レンズの色は美しく、高い透明感が良質なガラスとコーティングを感じさせる。物好き諸氏には、持つ喜びを与えることは間違いないだろう。
 しかし、発売当時から感じていたことだが、EVF、背面液晶の見え具合に不満を感じ、電動ズームの使い勝手の悪さは、なぜこれを手動にしなかったのかと疑問が沸くほど良くないのが残念。
 発売当時、実売価格13万円台と大変高価であったが、物としての質感と、映し出される映像にはそれだけの価値を感じる。この手のカメラの中では、歴代でも最高の部類に入る一台だと思う。
 写真は、カリブ海の常夏の島国セントルシアで、背景はかつてイギリス軍がフランス軍相手に、島の防衛のために建設した兵舎の跡であり、ここは現在はピジョン公園として多くの観光客を集めている。
 カメラはCanon Power-shot Pro1。このカメラを写したカメラはFujiFilm FinePix F200EXR。
by yagyu-toubei | 2013-05-13 11:21 | 機材 | Trackback | Comments(0)

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