最後のチョウ
2012年 10月 12日
今日の写真は、日本を出る直前に、自宅近くの野原で捉えたシジミチョウです。この日は風が強く、被写体は常に揺れていたのですが、結果は思いのほか良く撮れています。接写で、花や小さな動物を撮る場合、コンパクトカメラが意外と適しているといえることがあります。
コンパクトカメラの撮像素子は、一眼レフに比べてその面積が非常に小さいことから、被写界震度が深く、そのため被写体の広い部分にピントが合い、一見、写真全体が鮮明に見えます。
ところが撮像素子の大きな一眼レフでは、ピントの合う部分が非常に狭いため、ピントの幅が狭く、前後が大きくぼけます。そうすると、立体感は出るのですが、被写体の全体像が分かりにくくなってしまいます。このような理由から、コンパクトカメラは接写に向いているのです。
カメラはSony Cyber-shot V3。