150万画素の世界
2012年 07月 03日
つい先日、ニコンから3600万画素オーバーのデジタル一眼レフカメラが発売され、その定価が30万円ですが、飛ぶように売れて生産が間に合わず、品薄状態だそうです。日本は景気が悪いとはいえ、趣味のカメラに30万円を投入できる人がたくさんいるんですね。
ところで、3600万画素オーバーとは、いったいどんな画像なのでしょうか。かつてデジタルカメラが600万画素を実現したとき、デジタルはフィルムを超えたといわれたものです。それが今ではその6倍の画素数。
今日の、たそがれに染まるマリーナの写真は、ニコンの500万画素のコンパクトカメラで撮ったものです。発色、階調、コントラストとも素晴らしく、そのときの空気感をよく表現しています。この写真は、オリジナル画像の500万画素を150万画素にまで縮小しているのですが、それでもモニターで見る限りこれで十分鑑賞できます。風景写真は500万画素のコンパクトカメラで十分、そう思えてしまいます。お金を惜しまない趣味の世界とはいえ、3600万画素なんて本当に必要でしょうか。でも実は、ああ~、うらやましいー!
カメラはNikon CoolPix E5400。