美濃市の町家
2012年 06月 13日
今日の写真は、先日美濃市を訪れたときに撮った、うだつのある古い町並みが残る一角に建っている町家です。柱や梁を見るとそれほど古い建物ではないようですが、低い2階の造りは伝統的な様式です。それに瓦屋根が新しく葺かれていることから、これらを考え合わせると、古い建物の構造をそのままに、最近改築したのかもしれません。
道路側正面の外観は、日本家屋の格子を使ったデザインを取り入れ、玄関と窓、それに2階の開口部の調和がうまくとれており、シンプルで美しく仕上がっています。また、隣の建物も繊細な格子と色使いがきれいです。
この写真の2軒は、おさえられた建物の高さ、美しい瓦屋根、繊細な格子窓と白い壁など、日本の伝統の美しさを見せており、うだつのある特徴的な町家と並んで、この町並みの印象をハイセンスに盛り上げている好例だと思います。
カメラはNikon Coolpix S710。広角時のたる型のゆがみが目立ちます。