6本の足を持つ蜘蛛
2010年 06月 12日
これは珍しい6本の足を持つ蜘蛛です。実はこの蜘蛛、本来なら8本あるべきところですが、何らかの理由で6本になってしまったのでしょう。
虫は、足が6本、羽が4枚で虫(六四)といわれます。だから虫という名のかどうかは知りませんが、蜘蛛は8本の足を持つことから、虫の仲間には数えられません。
通常、屋外で見る蜘蛛の脚が足らないのを見るのは決して珍しいことでなく、それどころか、8本総て揃っているのが少ないかもしれません。その原因としては、敵に襲われ、その際に無くすと考えるのが自然だと思います。だとすればそれだけ自然界の生存競争が激しいことを物語っており、おそらくそう考えるのが妥当でしょう。
虫をよく観察してみると、足をなくしているのは蜘蛛に限らず、バッタなどにも見られます。トカゲは尻尾を掴まれると、自身の尻尾を切って難を逃れますが、虫の場合は足を犠牲にするのでしょうか。そのために、4本で済むところを、6本や8本も足を持っているのかもしれません。
カメラはSony α100に、レンズはMinolta AF 50 Macro。