とことん写真

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2013年 10月 31日

Keel-billed Toucan (キールビルド トゥカン)と共に

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b0132475_12503423.jpg 昨日の記事に続いて、今日もこの中米B国にある唯一の動物園の話題です。ここは動物園であると共に、動物たちの保護施設となっており、様々な事情で本来野生である動物たちがこの施設に収容されています。
 今日の写真の、この国の国鳥に指定されているKeel-billed Toucan (キールビルド トゥカン)も、やはり以前は人に飼われていたのでしょう、人を見ると非常に人懐っこくそばに寄って来ます。
 この国の面積は日本の四国ほどの広さがありますが、人口はわずか32万人で、人口密度が極端に低いこと、更には自然のジャングルが多いことから、まだまだ野生の生き物がたくさん生息していると思われます。しかし、密漁に対しては非常に手薄で、パトロールと取り締まりが行き届いていません。
 今日の写真のトゥカンも、この綺麗なくちばしが密漁の対象となり、なんと鳥を生け捕りにするのではなく、このくちばしだけが狙われ、そのために殺されているのです。時々新聞に密漁の記事が載るのですが、このトゥカンのくちばしだけが並べられた写真を見ると、その残酷さにぞっとします。
 世界のあちこちで密漁が起きていますが、やはり密漁品を買う市場があるからいつまでも絶えないのですね。それにしてもこのトゥカンのくちばしを買っていったいどうするのでしょうか。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算105mm、ISO400、F/4.5、1/40sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。 手振れ補正のおかげで全くぶれていません。

by yagyu-toubei | 2013-10-31 12:56 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 30日

超えたい檻

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b0132475_12262880.jpg この中米B国の唯一の動物園では、世界から集めた動物ではなく、この国で普通に見られる動物たちが飼われています。園内の動物たちの檻は、彼らが窮屈でないよう自然に近い形で、できる限り広く造られています。ですから、ジャガーや黒豹といった猛獣はブッシュの中に紛れ込み、せっかく動物園を訪れても見られないことがあります。
 ここにいる動物たちは、自然から捕らえられてここに連れてこられたのではなく、かつて人に飼われていて野生に戻れなくなったり、事故に遭ったりして保護されている動物たちなのです。
 そんな動物園の中の一角にある大きな檻の中にコンゴウインコがいます。このインコ、非常に人に慣れており、人が檻に近づくと近くに寄ってきて、人の動きに合わせて金網を動き回ります。何とかして金網を越えようとしているように見え、その必死さには驚くほどです。多分彼は以前人間に飼われていたのでしょう、今は檻の中で寂しい想いをしているようです。こういった姿を見ると、いつか自然に帰れるといいのにと思わずにはいられません。
 それにしても、こんなに大きく美しい鳥たちが、自由に森の中を飛びまわっている姿は最高ですね。ベネズエラやコスタリカ、それにこの国でも野生でそれを一度だけ見ましたが、本当に感動ものです。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算90mm、ISO400、F/5.0、1/125sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-30 12:34 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 29日

花のあるテーブル

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b0132475_11544188.jpg 今日の写真は、近頃このブログに良く登場する、中米コスタリカの首都サンホセにある国家公園の中で撮った一枚です。この公園は住宅街とダウンタウンの中間地点の、週末の日課にしている自宅からの散歩コース上にあります。
 この公園の周りには、国会議事堂、国立図書館、憲法裁判所、少し離れて国立博物館、鉄道東ターミナル駅があるなど、この一帯は市内観光のコースになっており、時折外国からの観光客の団体を見かけます。ですから警察官が常に園内をパトロールしており、安心してくつろぐことができる市内では数少ない場所かもしれません。
 園内には、この写真から想像されるように、暗くならない程度に樹木があり、それらは季節になるとそれぞれに色々な花をつけます。写真のテーブルにオレンジ色の大きな花が載っていますが、これはチューリップツリーといって、大きな木の濃い緑の葉の上に大きな花をつける、いかにも熱帯らしい派手な木です。ちなみにこのテーブルの上の花びら、ここに置いたのではなく、自然に散ったもので、このように1本の木にたくさんの花をつけるのです。
 この写真を撮ったカメラは、ニコンがコンパクトカメラに手振れ補正機構、VRを搭載した初期のタイプで、コンパクトの中でも大きなセンサーを搭載した画質優先の一台です。非常に期待して使ったのですが、何となくいつもピントが甘く、また、VRの効果をそれほど感じることなく、最後まであまり好きになれなかった機種でした。中古で入手したものですから、この個体の問題だっただけかもしれませんが。
 カメラはNikon CoolPix P4で、撮影データは、35ミリ版換算75mm、ISO50、F/4.8、1/161sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。当時のニコンのコンパクトのISO値はいつも低めでした。

by yagyu-toubei | 2013-10-29 11:55 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 28日

花とクモ

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b0132475_14989.jpg この中米B国の、かつての首都である最大の都市郊外は、もともと人口が極端に少ない国ですから、都市から少し離れればそこは緑の多い、人の少ない荒地のような風景が広がっています。牧草地というには低木のブッシュが多すぎて、また家畜も見られませんから、これといった土地利用がされていない荒地という表現が適当かと思います。
 それというもの、この国の低地の標高は非常に低く、乾季でも土は湿っており、雨季には常に水がある状態で、土地利用が難しく、これが平野でありながら開発が進まない要因だと思います。
 それはともかく、街中でも既に街中とは思えないような自然を楽しむことができるのですが、郊外には更に多くの野性の世界が広がっています。そんな郊外の田舎道を歩くと様々な野鳥に出会えますが、足元に眼を移すとそこには花と昆虫たちの興味深い世界があります。
 今日の写真は、そんな田舎道で出会った、淡い紫色が美しい野性のハイビスカスで、これをいつもの野鳥撮影用の望遠ズームレンズで撮りました。撮影時には気付かなかったのですが、下にある拡大写真のように、花には小さなクモがいました。このクモ、これまでに見たことのない種類です。クモの種類の多さには本当に驚きます。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算375mm、ISO400、F/10.0、1/1,600sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-28 01:57 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 27日

明るい顔

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b0132475_11275240.jpg 中米の国コスタリカでは、歩くのにちょうど良い気候に誘われて、ごみごみしていて庶民的で、それが魅力的なダウンタウンに散歩に出かけるのが週末の日課でした。
 コスタリカは、他の中米の国々に比べて比較的治安が良かったことから、一眼レフカメラを首からぶら下げて歩くのにそれほど抵抗はありませんでした。最初の頃はどうかと思いましたが、街中や公園には必ず警察が出ており、それが一番の安心材料だったからです。
 今日の写真の場所は、散歩コース上にある2街区ほどの広さの国家公園の中です。公園中央には独立の象徴である市民の戦いを描いた、大きな彫刻モニュメントがあり、また園内には、大きな木がいくつかありますが、密度が低いことから比較的明るく、見通しの良い造りなっています。
 いつも園内の人はまばらですが、警官が必ずパトロールしており、安心して写真を撮ることができる環境です。公園がそれほど広くなくても、角度によって背景は千差万別ですから、色々な場所を試しながらスナップポートレートが楽しめます。
 今日の写真は、背景を選びながらも顔を明るく写すために、公園に設置してあるテーブルを小道具として利用しました。太陽に照らされたテーブルは明るく、その光が、帽子の影で暗くなる女性の顔を照らしています。よって、女性の顔はまるでレフ板を当てたかのように明るく、瞳にはキャッチライトが入っています。顔が明るく写った写真は写真全体が明るく感じられますね。
 カメラはSony α100に、レンズはSony DT18-200です。撮影データは、35ミリ版換算42mm、ISO100、F/8.0、1/125sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-27 11:36 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 26日

湿地に輝く白色

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b0132475_1041036.jpg この中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅周りには、都市とは思えないほどの自然が残っています。一つにはこの辺りの標高が非常に低いことから湿地が多く、開発が思うように進まないからだと思います。
 敷地としての土地利用をする場合は埋め立てが必要となり、その埋め立て用の土は遠い内陸から運ぶことになり、簡単ではありません。
 そんな事情から自宅周りには雑草が茂る湿地が多くあり、そこには魚を含む様々な水生動物が生息しています。その豊富な生き物を餌として水鳥が集まり、その中に、この辺りで最もよく見られる白鷺がいます。
 今日の写真の場所は、自宅から最も近い売り地となっている敷地ですが、雨季の今は敷地の半分以上が水で覆われています。その水の中でシラサギが、水草に覆われた水面をじっと見つめ、いつでもくちばしを突き出す姿勢を取る緊張の場面です。
 ところで、体が白いシラサギはどんな場合でも汚れやすいと思うのですが、なぜ彼らはいつも輝くように綺麗な体を保っていられるのでしょうか。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/9.0、1/1,600sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-26 10:06 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 24日

路傍の花

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b0132475_1315567.jpg この中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅から、車で1時間ほどのところにバードウオッチングで有名な、野生保護区となっている湖があります。その湖は乾季になると水位が下がり、魚の密度が濃くなることから、それを狙って大群といえるほどの様々な種類の鳥たちが集まります。
 しかし、乾季が終わって湖の水位が上がると、鳥たちは餌を簡単に捕ることができなくなり、もっと餌の豊富な水場を求めてどこかへ消えてしまいます。公園の管理人に聞くと、鳥たちはメキシコやアメリカのほうに渡って行くのだそうです。こうなると鳥のいない湖の魅力は半減以下となり、湖畔を歩くのは、道がぬかるむこともあり、あまり意味がありません。
 そこで乾季には湖から離れて、湖に囲まれて島のようになっているクルックドゥツリー村の中や、その周辺を散歩がてら、鳥を探しながら歩きます。でもこの時期はやはり水鳥と共に多くの鳥たちが行ってしまうのか、どの種類の鳥もあまり見かけなくなります。
 そんな散歩の途中に見つけるのが道端に咲く花で、形は小さいのですが、どれも可憐な美しさを持っています。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/6.3、1/640sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-24 13:04 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 23日

街角の文化

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b0132475_11235078.jpg 海外に出ると、それまでは見たこともない景色や街並みに出会い、異国情緒を味わうことができます。例えば都市の住宅街を見てみると歩道の造り、家並み、並木、塀などなど、日本とは違う街造りがされています。ですから街中で撮った一枚の写真を見るだけでも即座に日本ではないと気付きます。
 今日の写真は、中米のコスタリカの首都サンホセの住宅街にあった自宅近くの歩道で撮った一枚です。壁をつたうブーゲンビリアが、ここは南国であることを物語っています。それにレンガタイルでなく、本物のレンガを積んだ塀は、コストと、それに耐震性の問題から日本ではほとんで見ることのない造りです。日本でよく見るのはコンクリートブロック製ですが、レンガに比べると味気ないですよね。
 こういった街角の何気ない風景が、文化の違いを感じ、異国情緒を感じる要因だと思います。海外に出て、それまで見たことのない文化に触れ、あこがれる反面、だからこそ同時に日本の良さも発見することができるのだと思います。この写真を見ていると、そんなことを想ってしまいます。
 街角ポートレートって面白いですね。
 カメラはSony α100に、レンズはSony DT18-200です。撮影データは、35ミリ版換算75mm、ISO125、F/4.5、1/80sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-23 11:26 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 22日

究極の美しさ

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b0132475_1182848.jpg 今日の写真はこの中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅上空を通過する三羽のトキたちです。真っ青な空に、夕日を浴びた白い体が結構なスピードで通り過ぎていきます。こうして写真で見ると、優雅に風に乗って滑空しているような場面ですが、実は彼らは速いテンポで翼を漕いでいます。私が見ている範囲では、滑空して翼を休めている瞬間はありません。多分、彼らを狙う猛禽類を警戒して、できる限りのスピードを出して先を急いでいるのだろうと思います。
 彼らが自宅上空を通過するのは、夕方だけでなく、朝5時半頃に夕方とは逆の方向に飛んで行きます。ただこの時間は、彼らが通過する背景に朝焼けがあって強烈な逆光であること、それに十分な明るさが無いことから、その姿を見ることはあっても写真に撮ることはあきらめています。この時間では、彼らの白い体が黒いシルエットにしか見えません。
 写真のトキの翼が透き通って、青い空の色が見えています。それ程に彼らの羽は薄く、しかし羽ばたきに耐えるよう丈夫に、しかも軽くできているのですね。多分人間はまだこれ以上の材質と仕組みを発明できていないと思います。翼の一部を構成する羽を持ったことがありますが、持ったという感覚が無いほどに軽く、ストロー状の芯は、とても硬く丈夫だったのを思い出します。
 我々人間の科学は、総て自然から学んで日々進歩しているのですが、しかし自然は、人間が作り上げた科学技術の粋を集めた、その数十歩先を行っているのかもしれません。それ故に、上空を飛翔するトキたちに究極的な機能美を感じ、それが美しさとなって我々を感動させるのでしょうね。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/8.0、1/800sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-22 11:14 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 21日

中米の桜の頃

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b0132475_8152040.jpg 中米のコスタリカの首都サンホセでは、2年間の滞在中、歩くのにちょうど良い気候と、近代化されていない、非常に庶民的なダウンタウンの様子が面白く、週末はよく散歩のコースとしてこの街を歩きました。
 中南米のラテンの国では、人生はまず楽しむのが重要とばかりに、サンホセ市内では週末に多くの催し事があります。例えば、学校生徒たちによる楽団の演奏行進、綺麗に飾りつけた牛車の行列では、この国のかつての田舎の生活の様子が伺われるものでした。カウボーイたちがまたがる馬の行列は、どこからこれほどの馬を集めたのかと驚くほどの数でした。
 また、特に催しごとの無いときでも、この街のウインドウショッピングや、路上での物売り、珍しい熱帯の果物、店先で売られている海亀の卵など、歩いていると色々な発見があり楽しめます。
 ある時期になると、今日の写真のように、日本の桜かと思うような薄いピンクの花が一斉に咲き出します。この時期がまた日本の桜が咲く頃と似通っており、初めて中米を訪れた人は、これは本物の桜かと思うほどよく似ています。近くで見れば全く違いますからすぐにそうでないと分かりますが、日本人には嬉しい花、中米の桜なのです。
 今日の写真の背景は、サンホセ市内の散歩コース上の、街の中心にあるセントラルパークの小さな並木です。ここに何本か固まって植えてあるところを見ると、この国の人たちもこの花が好きなんでしょうね。
 カメラはSony α100に、レンズはMinolta AF24-105です。撮影データは、35ミリ版換算90mm、ISO100、F/7.1、1/250sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-21 08:20 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)