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カテゴリ:機材( 164 )


2017年 09月 19日

オールドレンズの旅 AF Zoom-Nikkor 35-135mm f/3.5-4.5s MACRO

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 先日防湿庫の整理をしていて見つけ、今日の写真を撮ったニコンのレンズをご紹介します。
 このレンズはネットで調べると1988年の発売だそうですから、もう30年になる、オールドとまではいきませんが、古いレンズです。
 外観は昔のレンズらしく大柄で、金属でできていると思わせる重さを感じます。ただ、造りはいいと思うのですが、フォーカスリングが軽く回り、この点だけが軽薄な感じがします。
b0132475_20192285.jpg 昨日のこのブログ上で、このレンズで撮ったクロアゲハの写真を載せましたが、今日は同じ日に撮った人物写真です。 人物、特に女性写真の場合は逆光で撮るのが美しく見せるコツで、アクセントとして横並びか背景などに花を配すると、加えて華やかさを演出できます。今日のこの写真はまさにその典型的な1シーンです。
 このレンズの特徴は、ズーム操作が直進式で、またピント合わせは別にリングがありますから、それに対応した操作が必要です。AFで使用する場合は特に問題はないのですが、MFでは操作が少し面倒な感じがします。
b0132475_20193732.jpg 今回MFで撮ってみて気になったのは、あるズームレンジでピントを合わせ、その後ズーミングするとピントがずれてしまったことが数度ありました。しかしこれは、もしかしたら私の操作ミスかもしれません。 画質に関しては全く問題なく、どのレンジでも素晴らしい解像力を楽しめますし、この作例の通り、ボケや発色もきれいです。
 AFで逆光の女性を撮るとピントがあいまいになることが多く、後でモニターで見てがっかりするのですが、このカメラでの場合はMFで、また中央部拡大機能がありますからピントを外すことなく、更に手振れ補正が効きますから、そのレンズが持つ本来の性能を堪能できます。
 これまで不満のあったレンズでも、このカメラで撮りなおしてみれば、そのレンズの性能を見直すことになるのではと思っています。これまで試したレンズ総てがそうでしたから。

b0132475_20200749.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズはAF Zoom-Nikkor 35-135mm f/3.5-4.5s MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離約80mm、35ミリ版換算80mm、ISO 320、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-09-19 20:22 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 18日

オールドレンズの旅  AF Nikkor 35-135/F3.5-4.5 MACRO で蝶を撮る

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 昨日の夜中18日未明に、岐阜市近郊の我が家のすぐ北側を台風18号が通過しました。今朝がたいつ頃雨風が止んだのか知りませんでしたが、夜10時ころに寝付いた時には既に強風が吹いていました。
 しかし今朝は早い時間から陽が射し始めたため、台風一過の自宅周辺を見て回りましたが、特に被害はなく安心しました。ただ隣の栗畑はたくさんのイガが落ちており、被害は皆無ではありませんでした。
b0132475_20004556.jpg その後陽射しは途切れることなく、午後もいいお天気でしたから自宅近所の散歩に出かけました。その散歩コースの折り返し地点にお墓があるのですが、その隅に鮮やかな赤色をした彼岸花が咲いていました。この花を見ると秋の深まりを感じます。 その彼岸花の蜜に誘われクロアゲハが来ていました。この辺りではアゲハよりこの種類が多く、彼は花から花へ忙しく飛び回っていたことからピント合わせが難しかったのですが、何とか撮れたのが今日の写真です。
 ピント合わせはこのカメラの一つの機能である、合焦部に色がつくのを利用したのですが、うまくいったようです。
 使用したレンズは今回初登場で、以前に購入しただけで使用することなく防湿庫に入っていた1本ですが、やっと使うことができ喜んでいるところです。
 それにしてもやはり素晴らしい性能ですね。良いカメラボディがレンズの性能を余すことなく引き出しているといった感じです。

b0132475_20041172.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズはAF Zoom-Nikkor 35-135mm f/3.5-4.5s MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離約100mm、35ミリ版換算100mm、ISO 320、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-09-18 20:04 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 11日

金色の SEIKO 5

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 今日の写真は言わずと知れた日本が世界に誇る腕時計の名品、セイコー5です。
 セイコーファイブにはたくさんのシリーズがあり、発売の古い順に、スポーツマチックファイブ(Sportsmatic 5)、スポーツマチックファイブデラックス(Sportsmatic 5 Deluxe)、ファイブ(5)、ファイブデラックス(5 DX)、ファイブオートマチック(5 AUTOMATIC)、ファイブスポーツ(5 SPORTS)、ファイブスポーツスピードタイマー(5 SPORTS Speed Timer)、ファイブアクタス(5 ACTUS)、ファイブスーペリア(5 Superior)、クオーツファイブ(quartz 5)となります。(ウィキペディアから)
b0132475_20323286.jpg これらのシリーズの中でも石数の違いなど様々なモデルがあり、更に、地味系から派手なものまでいくつかのデザインがありますから、その種類は星の数ほどになります。しかし基本的には奇をてらわないベーシックなデザインが多く、長く使えるように配慮されているように感じます。
 この中で異色なのは、シリーズ唯一で、国産初の自動巻きクロノグラフであるファイブスポーツスピードタイマーですが、市場での数が少なく、状態の良いものは現在非常な高値で取引されています。
 このセイコー5で凄いと思うのは、発売から50年ほど経った今でも、多くの個体が正確に時を刻んでいることで、中には日差10秒以内という信じられないような精度を保っている個体もあり、こうなるともうほとんど奇跡といえるのではと感嘆してしまいます。ただしそれらは60年代までに日本で生産されたモデルに限るような気がします。
b0132475_20324648.jpg この性能の割には安くて正確な、コストパフォーマンス抜群のセイコー5は、海外でも人気を博したようで、時々、少し古いアメリカのハードボイルドな小説などに登場しています。これはやはり少し古いアメリカ映画に日本のカメラ、ニコンが登場するのと同じ現象ですね。
 さて今日の写真ですが、最近その美しさに気づいた金色のセイコー5です。中でもデラックスやアクタスSSの金色モデルは派手さが抑えられ、そのためか高級感と上品さがあり、腕に着けているとシルバーモデルとは違った高揚感があり、時々用もなく見入ってしまいます。
 金色モデルは最初、成金的悪趣味を感じ避けていたのですが、シルバーモデルのコレクションが十分に揃ったことから試しに入手してみたところ、その美しさのとりこになりました。この写真でもその魅力をお分かりいただけるかと思います。
 ただこの金色モデルは市場に出回る数が少なく、状態の良いものを入手するのは結構難しいのが現状です。
 ところで、写真のアクタスについているトカゲの本革ベルトはセイコー純正で、茶色の美しい仕上げが金色ボディによく似あいます。金色モデルはやはり革ベルトがマッチすると思います。

b0132475_20332826.jpg 撮影機材のカメラはCanon Power-Shot S95。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.6mm、35mm版換算の焦点距離42mm、ISO200、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。




by yagyu-toubei | 2017-09-11 20:34 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 10日

オールドレンズの旅 レンズ本来の性能 ( Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5s )

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 カメラがまだフィルム時代だった頃に、たくさんのレンズを買うには買ったものの、その後海外生活が多くなり、これまでそれらのレンズを使う機会に恵まれませんでした。
 そうこうするうちにカメラはデジタルン時代に移り、多くのレンズは昔の遺物になりつつありました。しかしそこで登場したのがフルサイズミラーレス機で、そのカメラは昔のレンズを完璧に復活させるに十分な魅力と機能を備えていました。
 なんといってもレンズアダプターさえ用意すれば、これまで発売されたどのレンズでも使うことができ、更にそれだけに留まらず、手振れ補正機構でピンボケの大きな原因となる手振れを抑え、正確なピントを補助する部分拡大機能を備えているのです。
b0132475_21070796.jpg これらは古い望遠レンズでも、当時は考えられなかった手振れ補正機構付きで写すことができ、視力の衰えた人でも正確無比なピント合わせを可能にしたのです。このカメラ、私にとっては何とも素晴らしい夢のようなマシンです。
 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅近くの根尾川渓谷で、深い淵に架かる橋の上などで撮った3枚です。ここは渓谷の美しい緑と、根尾川の清流が楽しめるビューポイントですが、あまり人に知られていないようで、観光客は見かけませんが、時々釣り人がいます。
 今日の写真に使ったレンズはMF時代のズームニッコールですが、このレンズに限らず当時のレンズの多くに言えるのは、その写りの良さに驚かされるということです。
 なぜそんなに驚くかというと、レンズが本来持っている素晴らしいピントと先鋭な解像力などの高性能を、現代のカメラが余すところなく引き出しているからだと思います。
 フルサイズミラーレスカメラの登場によって、ほとんど手振れのない、そして極めてピントが正確な画像を得られるようになった今、我々はレンズ本来の性能をはっきりと知ることができるようになりました。
 時々カメラ雑誌のレンズ評価で、カメラの高画素化が進むにつれ、高画素モデルにふさわしいレンズという文書を目にしますが、それは逆で、レンズの能力を更に引き出せるカメラが登場したというべきではないかと思います。
b0132475_21072742.jpg 古いレンズであっても5千万、6千万程度の画素数についていけないレンズなどほとんどないと、古いレンズを使い始めて思っています。言い換えればカメラがやっとレンズ本来の性能を引き出せる段階になったというべきでしょう。
 ただ古いレンズでで気になるのは、コーティングの古さによる逆光でのフレアーの発生で、こればかりは現代のレンズに劣ると思います。でもある程度は後処理でかなり解消できますが。
 今日の写真、ズームでありながら画像の先鋭感、発色、ボケ具合など素晴らしく、臨場感や立体感も感じられます。
 下の小さな写真は、橋の下流から上流を見た場面と、山の斜面に咲いていた美しい山百合です。

b0132475_21092015.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズはZoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5s MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離約50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 320、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。




by yagyu-toubei | 2017-09-10 21:11 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 07日

オールドレンズの旅  TAMRON SP 28-80mm F/3.5-4.2 CF MACRO

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 私のカメラのコレクションは数が多いことと、海外生活が長かったことからそれらを使う機会が少なく、自信がどんな機材を持っていたのか覚えていないことが多いのです。
 今は夏の蒸し暑さの時期が過ぎ、空気が乾いてきたことから、心置きなく防湿庫や箱を開け、自分の持っている機材を確認し、次から次へとそれらを使い、その性能を再確認しているところです。
b0132475_20251233.jpg これらすべてのレンズを試写できるのは、フルサイズミラーレスを手に入れたからで、かつてはメーカーごとにボディを変える必要がありました。今はアダプターさえ入手すれば、1台のボディでどのレンズでも使えるのですから本当にありがたいですね。
 さて今日のレンズですが、タムロンから1983年に定価44,000円で発売された、SP仕様の標準ズームです。
 このレンズは例外的にフィルム時代によく使った1本で、適切なズーム領域で使いやすかったことと、小型であることが私の好みに合っていました。でも当時はそれほど気にならなかったのですが、今のレンズに比べると重く感じます。
b0132475_20252637.jpg レンズボディの造りは、SPの名にふさわしく質感の高いもので、ズーム、ピントリングなど総ての動きはスムーズです。塗装は漆黒の美しさを見せており、手が触れるズーム、ピントリングは、一部で使われているプラスチックではなく、弾力のある質感の高いゴム製です。ゴム製と言えば、このレンズの純正フードはゴム製で、折りたたむことができる携帯性が考慮された優れモノです。
 描写力は、やはりSPの名にふさわしく高い解像力を見せてくれ、この距離でも人物の毛穴が確認できます。しかし、抜けの良さやフレアーの発生については、コーティング技術の進んだ現代のレンズに比べれば見劣りするのは止むを得ません。
 しかしそれは、写真がデジタルであることから後処理が簡単で、今日の作例をご覧になればお分かりの通り、決定的な弱点になっていません。
 発色やボケは美しく、大いに立体感を楽しめ、マクロ機能も優秀ですから花の写真も撮りたくなります。このレンズ、私のお気に入りの1本です。
 撮影場所は、岐阜市近郊の自宅近くの根尾川の渓谷で、秋には美しい紅葉の景観が楽しめます。大きな写真は橋から下流部を見た場面で、すぐ先が平野部とは思えない深山幽谷を感じさせます。

b0132475_20261615.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは タムロン SP 28-80mm F/3.5-4.2 CF Macro 。大きな写真の撮影データは、焦点距離約50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 320、F5.6、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-09-07 20:28 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 04日

オールドレンズの旅  TAMRON  28-70mm F/3.5-4.5 CF MACRO

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 近頃蒸し暑かった夏が終わりを告げるような陽気で、空気は乾燥し秋の気配が漂っています。
 これまで湿気を嫌ってできなかったのですが、こうなるとカメラやレンズをしまってある防湿庫や箱を開け、中にどんな機材があったのか気軽に調べることができます。
 これまでたくさんの機材を集めたのですが、仕事で海外生活が長かったことから、それらを使用する機会なく長い間眠っていました。そのうちに私もどんなレンズを持っていたのか忘れてしまい、自身で把握できていません。
 そこで空気が乾燥しだしたこの頃、機材の把握に努め、買ってはみたもののこれまで使ったことがなかったレンズを試写しており、その結果を最近のこのブログで話題にしている次第です。
b0132475_21594496.jpg 今日のレンズは、やはりこれまで使ったことがなかった1本で、古いレンズであることは間違いないのですが、ズームリングやピントリングのすべり止めがプラスチックになっており、オールドレンズの中では比較的新しい部類です。ちなみに発表は1986年でした。
 ただ弾力のあるゴムのリングと違って硬いプラスチック製は高級感に乏しく、そのチープさを感じる手触りが、レンズそのものに高性能さを感じなくなりそうで、この点イメージ的に損をしているのではと思ってしまいます。
 さて試写ですが、午前は曇っていましたが午後は陽射しが出てきたことから、自宅近所の農道を散歩しながら撮ろうと、このレンズをフルサイズミラーレスに着けて出かけました。
 結果まず解像力ですが、これまで見てきた他のオールドレンズ同様、全く文句無く見事です。この写真の距離でもマツゲの一本一本、また顔の毛穴まで見分けることができます。ズームレンズでありながらこれは素晴らしいと思いますし、発色やボケ味もご覧の通り、難点は見られません。
 ただこのレンズ、内部に曇りがあるのか、順光では問題ないのですが、逆光ではフレアーが大きく、後処理が必要で、今日のこの写真もコントラストを調整しています。
 でも現代は撮影者自身で画像の後処理が手軽に可能ですから、多少のフレアーは大きな問題にはならないのはうれしい限りです。
 2枚目の写真は、散歩道に咲いていたコスモスで、秋の訪れを実感しました。でもなぜか、この道端のコスモスは総てがこのオレンジ色でした。

b0132475_22004257.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは タムロン 28-70mm F/3.5-4.5 CF Macro 。大きな写真の撮影データは、焦点距離約50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 320、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-09-04 22:02 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 02日

オールドレンズの旅  Zoom Nikkor 35-105 1:3.5-4.5s MACRO

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 今日の写真は、蒸し暑い夏の終わりを告げるかのような、秋の気配を感じさせる8月31日に、昔のレンズで撮った3枚です。
 今年の不安定のお天気は、結局8月のほとんどを占め、夏らしくスカッと晴れた日はほとんどありませんでしたが、こんな夏も珍しいのではないでしょうか。
 8月31日はまさにそんな夏にお別れする象徴的な一日になりましたが、このお天気に誘われ、ポケモンのジムのある近くの神社に、フルサイズミラーレスカメラに昔のレンズを付けて出かけました。
b0132475_20270303.jpg この場所はこれまでに何度もこのブログに登場していますが、今回は参道の横に秋の訪れを告げる花が咲いていて、その色が赤だったこともあり、この場所がこれまでになく華やかな印象になっていました。
 早速その花を背景に一枚、花畑と共に背後に写っている瓦屋根が美しいですね。
 さて今日のこのレンズですが、ある資料によれば1983年に発表されていますから、既に30年以上は経っていることになります。
 マニュアルフォーカスの当時、鏡胴にはプラスチックはあまり使われておらず、このレンズもすべて金属製だと思いますが、ガラスもみっちり詰まっているのでしょう、やはりそれなりに重く感じます。でも幸いに昔のライカやツアイスのレンズまでの比重はありません。造りは非常によく、可動部はなめらかで質感は重厚です。
b0132475_20272162.jpg さて写りですが、昔のズームレンズでありながらその解像力には驚かされます。フルサイズミラーレスカメラを入手してから使っているこれまでのどのオールドレンズに言えることですが、レンズの能力をフルに発揮して撮った写真の素晴らしいこと、本当に驚きます。
 昔のズームレンズは期待できないという先入観は見事に打ち砕かれ、これまでにこのブログに登場した、ミノルタ、タムロン、そして今日のニコンなど、当時のレンズの性能の高さを再認識している次第です。
 手元のミラーレスカメラは、手振れ防止機構がつき、ピント合わせは中央部を拡大して正確無比に合わせられますから、レンズの性能をそのままどこもスポイルされることなく知ることができます。
 それらの写真を見ると、これまでの私のこれらのレンズに対する評価は、自身のスキルの未熟さに気づかず、全くの過小評価であったことは明白です。
 今日の大きな写真ですが、この距離でモデルの毛穴まで写っているほどの解像力を見せています。それに四隅に破綻はなく、背景のボケもきれいです。
 下の小さな写真は、背景にあった花と、この場所から見た南方向の景色ですが、空はすっかり秋ですね。

b0132475_20281690.jpg 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズはZoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5s MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離約50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 320、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-09-02 20:32 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 15日

一眼レフとコンパクトカメラの画質の比較

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 フジフィルムから、私が思うエポックメイキングなデジタルカメラ F4500 が発売されてから今年で17年目ですが、この間に技術の進歩は目覚ましく、今ではフィルムカメラをはるかに超えた写真のクオリティを実現しています。
 この進歩はどこまで続くのかとても興味のあるところですが、私としてはもう十分な領域に達していると思う反面、難しい撮影対象の一つである、例えば野鳥の写真をさらに大きく鮮明に撮れることを願ってもいます。
b0132475_22262058.jpg さて今日の写真ですが、今となっては既に古いカメラである一眼レフとコンパクトカメラの画質の比較です。
 この一眼レフは入門機ということからなのか、いつもピントが甘く鮮明な写真が撮れることは稀で、それがカメラマンの腕に起因するのか、それとも安さからくるカメラの機械の出来が原因なのか、今でも分かりかねています。例えばこのカメラで撮った10枚の写真で、撮影条件にもよりますが、ピントがぴったりと合ったものは精々平均2枚程度です。
 一方もう一台の、ニコンのコンパクトカメラで撮る写真は、一眼レフ並みに素晴らしく鮮明という写真はないのですが、しかしどれもそこそこピントは合っており、特に不満のないカメラに仕上がっています。
 この2台を、ある晴れた日に岐阜市にある畜産センターで撮り比べてみました。
 大きな写真が一眼レフで撮ったもので、この日に撮った中で最もピントがしっかり合っているものを選んでいます。このブログ上で比べるのであれば、コンパクトカメラで撮った写真も大きく掲載すべきですが、紙面の容量制限の関係で小さな写真になっています。
 この2枚を比べた私の感想ですが、一眼レフカメラに少々不出来な点があろうと、コンパクトカメラがどんなに高性能であっても、比べるとやはりセンサーサイズの違いを感じざるを得ません。
b0132475_22265637.jpg 細かい部分の優劣を指摘することはできるのですが、それ以前に写真全体のクオリティというのか、言葉にするのは難しいのですが、画質のつやの違いを感じます。やっぱり腐っても、或いはさすがに一眼レフといったところでしょうか。

b0132475_22272713.jpg 使用機材のカメラは Canon EOS Kiss X2 に、レンズは Sigma 18-125 f/3.8-5.6 DC OS HSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離41mm、35ミリ版換算73mm、ISO 200、F7.1、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 


by yagyu-toubei | 2017-08-15 22:29 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 01日

コスタリカ 背景はサンホセの街角 (狂った露出)

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 コスタリカの首都サンホセに住んでいた頃、この国は中米にしては比較的治安が良く、国内で最も治安が悪いと言われる首都のサンホセでも、危ない場所にさえ近づかなければ自由に歩くことができます。
 赴任当初は治安状態がよく分からないことから、週末のダウンタウンの散歩は恐る恐るでしたが、そのうち状況が分かってくると、一眼レフのカメラでも持って歩けるようになりました。
b0132475_21241484.jpg 私の散歩コースである中心部に設けられた歩行者天国は、ブロックごとに警官が立って警戒に当たっていることが多く、事件は起こりにくいと思いました。2年間の滞在中ほぼ毎週末ここを訪れましたが、事件らしい状況は一度も見ませんでした。
 そんな気軽に歩ける歩行者天国で、街の様子を背景にしたスナップポートレートを毎回撮ったのですが、気になるのがこの時の露出です。
 下の小さな写真がプログラムオート、JPEGで撮ったオリジナルですが、明らかに露出が大幅にアンダーで、顔が黒くなっています。それで露出は画面のどこに合っているかというと、多分ベージュ色の帽子です。設定の測光方式はマルチでしたがその効果は全く表れておらず、帽子かまたは背後の空の明るさに引っ張られた形になっています。これではマルチ測光の意味がありません。
 大きな写真は、この露出アンダーのオリジナルをPICASAを使って修正したものですが、大事な一枚がこんな結果ではがっかりです。でも考えようによっては、もしこれが逆にオーバー露出で大部分が白く飛んでいたら、その部分のデータがないことになり救いようがありませんから、狂うのであればアンダーの方がまだましです。
 この後カメラの進化によってこの問題は解決され、α57からは顔認証で露出を決めるようになり、顔が黒くなるような失敗は全くなくなりました。

b0132475_21245931.jpg 使用機材のカメラはSony α100に、レンズは Minolta AF24-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算75mm、ISO 100、F7.1、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-08-01 21:27 | 機材 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 29日

オールドレンズの旅  TAMRON  80-210mm F/3.8-4 CF MACRO その2

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 フルサイズミラーレス機を入手依頼、手持ちの古いレンズを試し撮りしていますが、今のところそれに必要なマウントアダプターは、ライカLレンズ用、同Mレンズ用、同Rレンズ用とニコンFマウントの4種類しか持っておらず、使用できるレンズはこれらのマウントに限られています。
 しかしその限られたマウントだけでも、まだ手持ちレンズの半分以下しか試写できていませんから、今後ペースを上げていかなければと思っているところですが、しかし連日の蒸し暑さにまいり、カメラをぶら下げて出かけるのが少々億劫になっているところです。
b0132475_20504334.jpg ところで近頃気になっているのが、フィルム時代当時に購入し、その後使う機会がなく防湿庫に眠っているサードパーティ製レンズです。それというのも、今なら撮影後に現像の必要がなく、すぐにパソコンモニターで大きく拡大することも容易で、その画質や特徴を十分に検討でき、カムカメラメーカーのレンズとの比較が容易にできるからです。これには興味がそそられます。
 今日のレンズはこのブログ上で7月20日に登場したものと同じですが、今回は撮影場所が違って、前回よりも木の陰になった薄暗いところで、背景は逆光に照らされた草木を入れてみました。焦点距離も少し伸ばして100㎜ほどにしています。
 ピント合わせはマニュアルですから狂いはなくしっかりしていますが、顔の描写は逆光による悪影響は出ておらず、細部においても破綻することなくくっきりと写っています。こういった場面をAFで撮ると大抵はピントが甘くなり、コントラストの低いはっきりしない描写になることが多いのですが。
 背景の逆光に照らされた草木の描写はとても自然でまた発色もよく、遠くに写っているものが美しくぼけていることなど、総合的に見てこのレンズの描写能力は高いと思っています。
 こういった実力の高いサードパーティ製レンズ、デジタル時代になって見直されていいレンズではないかと思っているこの頃です。古いレンズ、面白いですね。

b0132475_20521615.jpg 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは TAMRON 80-210mm F/3.8-4 CF MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算100mm、ISO320、F5.6、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。


by yagyu-toubei | 2017-07-29 20:53 | 機材 | Trackback | Comments(0)