ロブスター料理前
2008年 09月 25日
この島では店で魚を簡単に買うことはできません。我々が日本で手に入れるような魚の流通機構が整っていないのがその理由だと思います。魚は漁港に行って、漁師から直接買うのが、唯一の生の新鮮な魚を手に入れる手段です。新鮮といっても、日本のそれとは少し違い、氷で冷やしませんから漁師が水揚げする頃には少し色が変わり始めています。でも確かに新鮮であることには変わりないと思うのですが。でもこれだと長持ちしませんから、次の日はもう新鮮でなくなります。だから漁師はその日の水揚げはその日のうちに売りさばくか、売れるだけしか漁をしません。ですから我々外からの者にとっては、新鮮な魚を入手するのは難しいのです。
何度も漁港に足を運び、漁師の名前を覚えて、次回の予約をしますが、それでもいき違ったりして簡単ではありません。そんなことを繰り返し、運が良ければ買えますが、魚に比べて、漁期に入ったロブスターは割りと効率よく入手できます。それでも空振りのほうが多いのですが。
今日の写真はそうして手にしたロブスターです。大きさは約1キログラムで、これなら家族3人が満足できる身があります。刺身という手もありますが、酢醤油で頂くのが一番だと思います。今日の写真は料理前の生きている姿ですが、次回の機会には蒸しあがった写真をお見せします。
カメラはFujiFilm FinePix F420。内蔵ストロボで撮りました。下にある皿が小さく見えますが、実はこれ、家では一番大きい皿なのです。