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立派な山門

立派な山門_b0132475_1174431.jpg

 岐阜県谷汲山華厳寺は、駐車場から山門まで緩やかな上りが200メートルほど続きます。この道の両側に旅館と土産物屋が並んでおり、ここをぶらぶら、店をのぞきながら歩くのは、幼い頃の楽しみだった、お祭りの出店や夜店を連想し、過去に戻ったようで楽しいものです。僕はこの谷汲山しか知りませんが、いまでもこのような店の並んだ参道はあちこちにあるのでしょうか。
 この店を楽しみながらの終点に、今日の写真の山門があります。目前に突然現れ、そしてこの田舎のお寺にしては大きな門に驚きます。無論、京都や奈良の有名なお寺の門とは規模において比べ物になりませんが、でもその姿は美しくとても立派です。そしてとても古そうで歴史を感じさせます。ところどころに修復の跡が見え、手入れされているのが分かります。このような大規模な古建築は、朽ち果てた後にゼロから造るのはとても大変です。よって、現在あるものを痛んだ所を修復しながら、持ち長らえるのが最良の方法で、今後、後世に残すための、おそらく唯一の方法でしょう。その意味で一番怖いのは火災です。
 カメラはFujifilm F440。とても小さく、かわいらしいカメラで、いつも持ち歩きたくなるデザインです。でも形ばかりでなく、写りはカメラの大きさから想像できないくらいに素晴らしいものです。FujiFilmのカメラの中で、最も好きなカメラの一つです。
 写真は、山門を、入り口側からでなく、お寺境内側から撮ったものです。
by yagyu-toubei | 2008-08-21 11:12 | Trackback | Comments(0)

とことん写真

写真展示とカメラにまつわるお話


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