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褐色のビーチ

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 同じビーチを何度も訪れ、今日は綺麗だと思ってシャッターを切り、それを後にパソコンの画面で確認し、なかなか良く撮れていると何度も思う。でもそれでも決して満足せず、またカメラを持参し、同じ風景を撮る。その都度その都度いいなと思う写真が撮れるが、また次の機会にカメラを向け、写真の飽くなき追求は決して終わらない。ちょっと大げさですが、今日の写真の風景はそんな魅力的なところです。
 波の静かさ、海の色、空気の透明感、岸に咲く花、浜でくつろぐ人々、いつも違った風景を見せてくれます。今日の写真に通常いつも訪れている白人観光客(主にイギリス人)の姿がありませんが、彼らはビーチにビーチチェアを置き、その上に大きなバスタオルを敷き、片手に厚い本を持って一日中くつろぎます。海に入るのは体を濡らす程度で、大体はチェアの上です。このようなくつろぎ方が彼ら流なのでしょう。通常は複数で訪れ、何がそんなに話題があるのか、ずっとおしゃべりです。
 日本人は違います。こんなに綺麗なビーチに来たのですから、海で綺麗な魚を見たり、浜で貝を拾ったり、そしてそれを記念写真に撮ります。少しもじっとしておらず、何も見逃すまいと神経を張りつめます。こんな綺麗なところでビーチチェアでじっとしてられません。せっかく休暇に来たのにとても忙しいのです。この違いはどこから来るのでしょうか。本当に国民性を表しています。
 カメラはOlympus E500。このカメラの最大の欠点は、手元の触りやすいところにホワイトバランスのスイッチがあることから、知らぬ間に触り、設定が変わってしまうことです。この写真もその被害を受けています。
by yagyu-toubei | 2008-08-19 10:29 | Trackback | Comments(0)

とことん写真

写真展示とカメラにまつわるお話


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