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フォレスティエのボア

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 この島をイギリスとフランスが奪い合いしたのは既にお話しました。フランスが統治していた間に、色々なものを持ち込みましたが、その中の一つに食用カタツムリがあります。ところがこれは現在、この国では全く食用にされておらず、そのためもあり非常に繁殖し、垣根等の木の根を食い荒らして問題になっています。
 一方、イギリスが統治してから持ち込んだのは、インドからのマングースです。この島には毒が非常に強力な毒蛇が居ることから、これの退治が目的でした。ところが、持ち込まれたマングースはこの毒蛇を全く相手にせず、もっと簡単に餌になる、この国固有のイグアナやその他の爬虫類を主食としてしまいました。よって、毒蛇はその数を減らすことなく、天敵の無い彼らの楽園となっています。持ち込まれたマングースは非常に繁殖し、あちこちで良く見かけます。
 今日の写真の蛇はジャングルの蛇の王者、ボアです。これはフォレスティエトレールの入り口にいたもので、勿論野生です。ガイドによるとこのジャングルにはたくさんおり、よく見かけ、特に珍しくないようです。この蛇の大きさは、もっとも太い部分で私のふくらはぎほどです。さて、先ほどの毒蛇はこのボアに良く似ていて、最も大きな違いは頭の形だそうです。このボアは毒を持っていませんが、間違えると大変です。イギリスがマングースを持ち込んでまで駆除しようとした毒蛇。怖いですね。しかし、人間が勝手に動物や植物を持ち込んだり、移動したりするのは注意する必要がありますね。
 カメラはPanasonic Lumix FX1です。シャッタースピードは1/15でした。ぶれずに綺麗に写っています。
by yagyu-toubei | 2008-05-19 09:01 | Trackback | Comments(0)

とことん写真

写真展示とカメラにまつわるお話


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