背景は横蔵寺の手水舎
2017年 08月 25日
この寺は両側に傾斜の強い山が迫る谷間にあり、昼なお暗い深山幽谷というにふさわしい場所で、世俗から離れて、一生を仏に捧げる僧が修行のために開いたのだと想像します。この寺で修行した僧がミイラになっていますから、この感覚はあながち外れていないと思うのですが。
さてこのミイラが祭られていることで有名なこのお寺ですが、短くゆるい傾斜と、それに続く石段の参道を登ると、今日の大きな写真の背景となっている手水舎(ちょうずや)があります。そこは石垣と塀に囲まれ、空は樹木の枝葉でおおわれていますから、なんとなく屋外というのではなく、仏のいる内部に入り込んだような感覚に捉われます。
使用機材のカメラはSony α700に、レンズは Tamron AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical。大きな写真の撮影データは、焦点距離28mm、35ミリ版換算42mm、ISO 200、F4.5、1/80sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。