ある晴れた日の橋の上
2015年 11月 11日
順光で撮る写真は、細部までくっきりと写り、このカメラでもこんなに綺麗に撮れるのかと感心することがあります。写真にとって明るいということは何物にも代えがたい条件で、写真本来の細部まで緻密に描写するという意味においては非常に重要です。
しかし、現代のようにレンズや感材、今ではイメージセンサーですが、発達してくると、必ずしも明るいだけが重要ではなくなってきています。何しろ最新のカメラは、人間が肉眼で見て暗いと思うような明かりでもきれいに撮れてしまうほどなのですから。
今日の写真は、この中米B国の最大の都市の、住宅地にある自宅近くを散歩するコースの折り返し地点の橋の上で撮った一枚です。時間は、この角度で撮ると全くの順光になり、撮影者の影が被写体に重なります。
これはまずいのですが、でもこの場面、その影が入ることによってドラマ性のある一枚になっているような気がします。それに背景のパームツリーが雰囲気ですね。
カメラはFujifilm Finepix F60。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換34mm、ISO100、F5.0、1/550sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。