湖畔の Amazon Kingfisher (アマゾン キングフィッシャー)
2015年 05月 14日
この中米B国には、全部で5種類のカワセミが生息していますが、そのどれもに比較的簡単に出会うことができます。なぜなら、この国は国土の大半の標高が非常に低く、その平野に水場が多いからです。
郊外の幹線道路の両側には、かつて道路を建設する際に、道路の盛り土に使ったのか、道路に沿って一段低い部分があり、そこにいつも水が溜まっています。
この国ではそういった低い所にはいつも水があり、枯れることはまず無いうえ、雨期には水位が上がり、周辺の水場とつながりますから、魚が生息する条件は揃っているのです。その魚を狙って、カワセミが現れるのです。
彼らは道路に沿って走る電線に停まり、真下を平行に延びる水場をじっと見つめていますから、そこで出会えるのです。この国に来た当初、道路の電線にカワセミが停まっているのを見た時には本当に驚いたものです。
さて今日の写真は、この国のバードウオッチングで有名なクルックドツリー野生生物保護区で撮った Amazon Kingfisher (アマゾン キングフィッシャー)です。
道路端ではだいたい2種類を見かけるのですが、この保護区では、この国に生息する総ての種類と出会うことができるのです。
それにしても彼らのくちばしの鋭さは、まるで針の先のごとくで凄いですね。日本では、カワセミは魚をくわえるようにして獲りますが、こちらでは獲物が大きいことから、鋭いくちばしで魚を突き刺すこともあります。固いうろこを突き通すためにはこれくらいに鋭くないと逃げられてしまいますね。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F8.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。