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獲物を持つ Ringed Kingfisher (リングド キングフィッシャー)

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獲物を持つ Ringed Kingfisher (リングド キングフィッシャー)_b0132475_11553067.jpg この中米B国の最大の都市から、車で北西に1時間程走ると、バードウオッチングでこの国で最も有名なクルックドツリー野生生物保護区があります。
 そこは大きな湖が点在し、乾季の水位が下がる時期にはたくさんの水鳥が集まり、素晴らしい景観を見ることができます。今年も既にその季節を迎えているのですが、いまだに湖の水位は高く、湖面に群れは見られません。
 昨日の土曜日、この湖を訪れたのですが、保護区の入り口で高い水位を確認して、まだこんなにあるのかと思いつつ、水面から視線を上げたその先の、すぐ近くの枝の上にこの国最大のカワセミ Ringed Kingfisher (リングド キングフィッシャー)がいました。
 すぐさまカメラを向け数枚のシャッターを切りながら観察していると、今まで持ってなかったはずの大きな魚をくわえているのが見えました。それが今日の大きな写真です。
 撮った一連の写真を後で見てみると、このカワセミ、この枝の上で飲み込んでいた魚を吐き出し、再度飲み込んでいたところだったのが分かりました。道理で咥えている魚が既に消化された始めたかのごとくボロボロだったのです。下の小さな写真で、口ばしからのぞいている魚の尾びれが分るでしょうか。これは彼が魚を吐き出す前の一枚です。
 彼らの物を運ぶ手段は、人間のように手がないことから、足で掴むか、獲物はいったん飲み込んで保持するしか他に方法がありません。カワセミの足は、獲物を掴んで運ぶにはひ弱そうです。よって彼は、一旦獲物を飲み込んで運び、邪魔の入らないところで再度納得のいく飲み込み方をしたのだろうと思います。
 それにしても生の魚を丸ごと飲み込み、それを丸ごと消化してしまうとは、その能力恐れ入りますね。
 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO800、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2015-04-20 12:02 | | Trackback | Comments(0)

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