初めての Rose-throated Becard (ローズスローテッド ベカード)
2015年 01月 27日
先週末土曜日に、久し振りにある少し遠いところに遠出しようと思っていたところ、朝から天気は今にも雨が降りそうで、急遽、いつも訪れている近い場所に切り替えました。
この中米B国の最大の都市の郊外には、人の手が大分入っているとはいえ、まだジャングル然とした森が道の両側に残っている場所があります。昨日のこのブログでご紹介したあの写真の通りです。
その道を車でゆっくり流していたところ、道路脇の草むらに黄色が美しいオリオール達が群れでいるのが見えました。どうやら草に着く虫を獲っているようです。
車を停め降りてよく見ると、そこにはオリオールだけでなく、キツツキやトロゴンなど幾種類かの魅力的な鳥たちがいました。その中に茶色がひときわ目立つ鳥がいましたが、それが今日の写真の Rose-throated Becard (ローズスローテッド ベカード)のメスです。この鳥は中米に来て初めて見る種類です。
鳥の名前は大抵はオスの毛色で決まっていますから、メスの体色からオスは想像できません。家で図鑑を見ながらオスも見たかったと思いつつ、その日の写真を見ていると、何と、キツツキを撮った写真の端っこに、喉がピンク色をしたまさに名前の通りのオスのベガードが、偶然にも写っていたのです。それが下の小さな写真です。
鳥は恋人或いは夫婦仲がいいのか、オスとメスが一緒にいることが多いため、一羽を見つけたら周りを注意して探すといいかもしれません。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO800、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。