背景はイギリスの遺跡
2014年 11月 22日
ここはカリブ海にある島国セントルシアです。その島で観光の中心となって栄えているのがロドニーベイと言って、首都カストリーズから車で10分ほど北に行った長い海岸のある町です。
そこの町はずれにピジョン国立公園があり、美しいビーチとハイキングコース、それとかつてイギリス軍が建設した軍の施設としての遺跡が残っています。
私はこれまで世界のあちこちを旅し、現地の古い建築物を見るのが好きなことから多くの遺跡を訪れました。遺跡はどこでも観光名所になっていますから、大抵は自然の流れのごとく訪れることになるのですが。
そこで思うのは、かつてポルトガル、スペインが大航海時代に造った遺跡はとても立派で、造りは、今でもその機能を果たしそうなほどの状態の良い建築で、世界遺産にも登録されているのが多いのですが、このピジョン公園にあるこのイギリスの遺跡は、それらに比べて造りが雑なような気がします。そこに国民性が出ているのか、あるいは建物を作る目的や哲学が違うのか、ポルトガルやスペインのものとの大きな差を感じます。
ポルトガルやスペインは石造りの建築技術に長けていたのでしょうね。それはローマ時代の流れを汲んでいるのでしょうか。
今日の写真は、イギリス軍が造った遺跡の中で、カラフルなレンガ壁を背景にして撮った一枚です。
カメラはSony α100に、レンズはMinolta AF35-105。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換75mm、ISO100、F6.3、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。