ウの目
2014年 09月 03日
この中米B国で、バードウオッチングでこの国で最も有名なクルックドツリー野生生物保護区は、去年より5か月も遅れて多くの水鳥たちが集まっており、観光客には今が最高の時期なのですが、湖に人は見当たりません。ホテルを経営する地元の人たちも、まさか雨期の最中のこの時期に、このような状態になるとは思わなかったのかもしれません。
湖を見渡すと、白い体のサギやトキコウ、シロトキに混じって、黒い体のウが数えきれないほどいます。彼らは体が黒いことと、水面では首しか出していないことから、白い鳥たちほどに目立ちませんが、この湖で数が最も多いのは多分ウたちです。その数は何万羽を超えて何十万羽かもしれません。
今日の写真は、そのウを至近距離から捉えた一枚で、車の中からそっと撮りました。彼らは近くに人影を見るとすぐに飛び立ってしまいます。
この写真で気付いたのですがウの目は、下の小さな写真にある通り美しい宝石のような青緑色なのですね。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO200、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。