ホテル庭先のオリオール
2014年 07月 01日
この中米B国の、バードウオッチングで最も有名な湖、クルックドツリー野生保護区では、様々な鳥を間近で見られることから、世界中から観光客が集まります。雨期には水位が高く鳥の数が少なくまりますが、乾期の十分に水位が下がる頃には、それはそれは見事な野生の王国を堪能することができます。ちなみにこの湖は、この国に二つあるラムサール条約の対象地の一つとなっています。
この湖周辺にはいくつかのホテルがあり、そのどれもが湖畔に建てられていますから、木陰で涼しい風に吹かれ、湖を眺めながらのんびりとできます。カワセミやミサゴがダイナミックな漁を見せてくれたり、スネイルカイト(タニシトビ)が大きなタニシを掴み上げたりするのを見ることができます。
ホテルの庭には、大抵ハチドリのために餌台が設置されており、人をあまり恐れないハチドリたちを身近で観察でき、時にはその餌台に、今日の写真の美しいオレンジ色の Hooded Oriole(フーディッドオリオール)が訪れます。
そしてこの餌台がある木には、今日の写真に赤くボケて映っているバーミリオンフライキャッチャーが巣をかけており、そのオスが、卵を抱くメスを警護するかのようにこうして梢でじっとしています。
この赤色とオレンジ色、いかにも熱帯にふさわしい風景です。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算225mm、ISO400、F/8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。