マヤ遺跡公園の Violaceous Trogon (バイオラセウス トロゴン)
2014年 06月 03日
中米のこの国はついに雨季に突入したようで、空気の湿度が上がり、雲が重く垂れこめ、今にも泣きそうな空模様が続いています。先週末には夜中に激しい雷雨があり、道路が冠水しました。
そんな空模様にもかかわらず、今年はまだ見ていない、この国一番のバードウオッチングのポイントであるクルックドツリーの鳥の群れを見ようと出かけましたが、我々が到着する直前に降った雨で、湖に続く未舗装道路は水を含み、とても無事に通過できそうにありません。
そこで、湖を目前に止む無く引き返し、このまま家に帰るには残念過ぎることから、自宅への帰り道から少しそれたマヤ遺跡のアルツンハへ向かいました。
今にも降り出しそうな空模様であることもあり、普段でも人の少ない遺跡公園には誰もいません。そんなことは気にせず、入園後から聞こえているトロゴンの鳴き声を頼りに、ここで最も高いピラミッドに登りました。
その頂上で鳴き声の主を見つけました。それが今日の写真のViolaceous Trogon (バイオラセウス トロゴン)です。大きな写真がオスで、小さいのがメスです。メスは黒い背に黄色のおなかと、地味な配色ですが、オスはこの写真でもお分かりの通り素晴らしく美しい鳥で、この国で、ぜひとも写真に収めたい五指に入る種類だと思います。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算225mm、ISO400、F/7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。