凪いだ日の Osprey (オスプレイ)
2014年 06月 01日
この中米B国の最大の都市は、カリブ海に突き出た岬の先端部分が市街地になっています。国全体がそうなのですが、この街にも一年中北東からの貿易風が吹きつけ、厳しい暑さを和らげてくれます。
その貿易風がぴたりと止む時が年に数回あります。そんな日のカリブ海は、プールのような穏やかな水面となり、普段はこの街のすぐ近くに流れ込む川の水で海水は茶色くにごるのですが、潮の流れが変わるのか、透明度が増し、普段とは違った印象になります。
そんな日に撮ったのが今日の写真です。大きな写真の画面中央の電燈の上に一羽の鳥が停まっていますが、これは Osprey (オスプレイ 日本名はミサゴ)です。
この写真を撮った事務所の横が公園となっていますが、最近この公園が改修され、その際に海岸を埋めてて海側へ広げられました。それまでは、海が凪(な)いだ日に、海岸に立つ電柱の上で獲物を狙うオスプレイをよく見かけたのですが、改修後はまったく見られなくなっていました。
でもこの日、海がプールのように静かな水面を見せたためか、久しぶりに電燈にたたずむオスプレイを見ることができました。
カメラはCanon IXY20IS。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算40mm、ISO80、F/8.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。