人に近いキツツキたち
2014年 03月 29日
この中米B国では、日本ではそんなに簡単に見ることが出来ないキツツキの仲間を、ここでは街中でさえ見ることが出来、私たちが住むこの国最大の都市郊外に出れば、ほぼ確実に彼らを見ることが出来ます。
この国で最もよく出会う一般的なキツツキはゴールデンフロンテッドウッドペッカーと、エイコーンウッドペッカーの2種類で、どちらも頭に赤色の入った美しい姿をしています。この2種類のキツツキたちは、私が見ている限り人家近くを好んで住処にしているように思います。それというのも、街中や村落部で見かける反面、人家から離れた場所でこれらのキツツキを見る機会がこれまで無いからです。
どちらのキツツキも、彼らが好んで住処とするのはヤシなどの枯れた立ち木ですが、最も多いのはなんと道路端の電柱なのです。この国で使われている電柱の材料は総て木製で、その樹種や硬さ、乾燥具合が彼らの巣作りにぴったりの材料なのかもしれません。ですから、道路端の電柱を注意して見て行くと必ず彼らに出会えるのです。
また地方の村落内を歩くとき、耳を澄ませていれば彼らが木をつつく音が聞こえてきます。その音を頼りに電柱を見上げれば大抵はそこに見つけることができます。
今日の写真は、この国最大の都市郊外の村落内にいたAcorn Woodpecker (エイコーンウッドペッカー)で、青い空と緑の葉をバックに美しい姿を捉えることができました。小さな写真は巣のある電柱の天辺で、くわえているのは多分クルミだと思いますが、これの隠し場所を探しているような様子でした。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。