思い出のカウイータ
2014年 02月 26日
中米のコスタリカに住んでいた頃、赴任後半年ほどして、この国で、美しい自然が有名なことで5本の指に入る国立公園に出かけました。コスタリカといえばエコツーで有名ですから、我々もそれを期待して出かけたのです。
ところがその公園は、観光客の対象をアメリカ人に絞ってあるのか、野性の世界である海辺のジャングルのはずが、ワイルドさがまるでありません。完全に観光化され、まるで街中のハイキングコースのようでした。期待した海も訪れた当日は波が荒く、カリブの島の海を知っている者にとって、それはそれほど魅力的には写りませんでした。
そんなことがあって、コスタリカは海岸線が長いにもかかわらず、その後海に出かけることはありませんでした。しかし、帰国があと数ヶ月に迫った頃、カリブ海側のカウイータ国立公園の海が綺麗と聞き、出かけてみました。
海は期待通りに素晴らしくきれいで、海岸の砂は白く、海岸線までトロピカルな植物が茂る様は、まさにここは熱帯地方といえる景色です。水の透明度は高く、海岸線から20mほど離れてもまだ浅いのですが、一面のサンゴ礁の中に、色とりどりの熱帯魚が泳いでいます。これは間違いなくセントルシアでも見られなかった景色で、その美しさに感動しました。
今日の写真はその海岸で撮った一枚で、背景には、白い砂の海岸線までヤシの木や野生のハイビスカスが茂っています。これはいつも波が静かである証拠でしょう。
下の小さな写真の場所で泳ぎました。あの水中の素晴らしい景色は今でも忘れられません。
カメラはSony α550に、レンズはSigma AF70-300 DG Apo。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算105mm、ISO200、F/8.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。