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自宅上空の王者

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自宅上空の王者_b0132475_1191474.jpg 今週末の日曜日、この中米B国はとっくに雨季が終わってもいいはずなのに、夜明け前から雲が重く垂れ込め、今にも振り出しそうなお天気でした。しかし10時頃から雲が切れ始め、お昼頃には空の半分くらいが青空となりました。でも地平線の近くは黒く沈んでおり、このお天気、午後遅くまでは持ちそうにありません。
 そう思いながらバルコニーに出て空を眺めていると、遠くに二つの黒い鳥が輪を描いて飛んでいます。その輪は少しずつ移動しながらこちらに近付いているようです。またその黒い鳥はいつものコンドルの飛び方ではありません。もしやと思い、いったん部屋に入りカメラを持って出てみると、鳥たちはますますこちらに近付いて来ており、このまま進めば自宅上空真上を通過します。
 高度はかなり高いのですが、豆粒ほどではなく、現在付けているレンズで撮れば、その顔を十分に確認できると思われる高さです。ほぼ真上の空を仰ぎ見ながら撮った一枚が今日の写真です。やはり思ったとおり、最近この周辺でよく見かけるブラックホークでした。
 ただこのブラックホーク、非常に良く似た2種類がおり、簡単に見分けがつきません。下の小さな写真は手持ちの図鑑「Birds of B国」から複写したものですが、4番が Greate Black Hawk (グレートブラックホーク)、5番が Common Black Hawk (コモンブラックホーク)です。この両者ほとんど見分けが付かないのですが、違いを良く探してみると、尾羽の白い線の数、それにひざから上に白の縞模様が見えます。
 別の飛翔の写真では尾羽の白い線が3本に見えるような角度もありますが、でも足の縞模様がないことから後者かもしれません。でもどちらにしても大空を悠々と優雅に舞うその姿は美しく、また、食物連鎖の頂点に位置する王者としての風格を感じます。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/8.0、1/1,250sでした。小さな写真はFujifilm FinePix F200で撮りました。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2014-01-21 11:16 | | Trackback | Comments(0)

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