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大河の鉄橋

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大河の鉄橋_b0132475_1172514.jpg この中米B国の、最大の都市から東方向に、内陸部に続く道が伸びています。走りはじめのうち、道の両側に広がる土地の樹木はまばらで背が低く、あちこちに水溜りや、時には湿原のような光景が続きます。これを見るとこの国の標高がいかに低いか想像できます。
 そして驚くことに道の両側の、水溜りや池のようになった上を電線が走っているのですが、時々その電線の上にカワセミを見かけるのです。それはそこに魚が生息しており、水は乾季でも干上がらない証拠だと思いますが、それにしても、水に関してはなんという豊かな土地でしょうか。
 でもこの豊かな水は、時に人間にとって脅威となります。川の上流部で雨が続くと、下流部は洪水に見舞われ、もともと標高が低い土地ですから水はなかなか引きません。ですから時には道路が冠水し、そしてそれが長引き、また、高さが取れない橋は流されてしまいます。土地が低いため、水面から離れた高い橋を造るのは簡単ではありません。
 今日の写真は、先ほどの道路をどんどん進むと現れる、この国一番の大河に架かる橋です。日本人から見れば特に立派な橋ではないのですが、こちらの基準からすれば非常に安心感のある造りとなっています。人口33万人のこの国では、橋を一つ架けるのでも大きなプロジェクトになるのです。
 ところで、これまでに何度もお伝えしている大きなイグアナたちのいる樹はこの橋のたもとにあります。
 カメラはSony Cyber-shot WX5。撮影データは、4.3mm、ISO200、F/7.1、1/640sでした。大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。この写真、画質を60%に落としてありますが、それでも素晴らしい描写ですね。小さな写真はSony α57で撮りました。
by yagyu-toubei | 2014-01-08 11:19 | 建築、建造物 | Trackback | Comments(0)

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