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黒と赤

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黒と赤_b0132475_10515224.jpg 中米コスタリカの首都サンホセは、標高が1200メートルを越えることから、熱帯地方に位置しているにもかかわらず、一年中春のような陽気で、とても過ごしやすいのです。ただ、雨季には雨が多いことから、家の中のカビに注意する必要はあります。
 そんな春のような陽気に誘われて、休日には大抵外に出ているのですが、街中でも比較的安全なことから、健康維持を兼ねて、住宅街にある自宅からダウンタウンまでの往復を、カメラをぶら下げ徒歩で楽しんでいました。
 そのコース上に撮影ポイントがたくさんあり、そこでスナップポートレート撮影を繰り返すうちに、うまく撮れる場所が分かってきます。人物と一緒に写る壁や花などの周りの小物、それらや背景の反射、太陽光の具合、身につけている服、撮影者が着ている服の反射など、良い写真を撮るための条件はたくさんあるのですが、場所の選択は写真に大きく影響します。
 今日の写真は、自宅近くの住宅街にある一画で、黒い鉄格子の中のブーゲンビリアの赤い花が印象的です。背景は奥まで続く歩道が大きくぼけて奥行き感と立体感を演出し、並木と庭木の緑が色を添え、モノトーンに近い写真を華やかにしています。
 一方、黒い鉄格子に対して、白っぽい服はコントラストが高く、体の左半分が飛んでいること、花の赤色がにじんでしまいディテールが失われているのは残念な点です。
 カメラはCanon EOS Kiss X2に、レンズはSigma AF18-125 HSMです。撮影データは、35ミリ版換算102mm、ISO200、F/5.6、1/100sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
 そうそう、このカメラも光の具合によって全然発色しない時があります。初期のC-Mosセンサーの特徴でしょうか。今日の写真もPicasaで彩度を大幅に上げています。それに、いつもピントが甘いのもCanon廉価版カメラの特徴です。
by yagyu-toubei | 2013-12-07 11:00 | スナップポートレート | Trackback | Comments(0)

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