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アルツンハのカエル

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アルツンハのカエル_b0132475_11185788.jpg この中米B国の最大の都市にある自宅から、最も近いマヤ遺跡アルツンハへ、先週末に久しぶりに訪れ、インコを間近で撮影した件は既にお話しました。
 その時の訪問は、散歩をかねて足腰を鍛えるためにピラミッドへ登ろうという目的ではなく、カメラを持ち歩いても安全な場所で、探鳥を存分に楽しもうというものでしたから、公園の周辺のジャングルとの境を、何も見逃さまいと眼を皿のようにして歩きました。
 しばらく歩くと、木陰になって少し暗いところで、私が歩くたびに、黒っぽい何かが足元ではねます。近付いてよく見ると、小さなカエルで、体長は1.5センチほど。離れてみると黒く見えますが、よくみれば、今日の写真のごとく複雑な色をしています。それは何となく色彩が毒々しく、ただのカエルではないという印象です。
 この中南米には、体の表面に毒をもつ矢毒ガエルがたくさん生息しています。その種類は多く、どれも体は小さいのですが、色が赤色、黄色、青色とか派手で綺麗なカエルたちです。しかし、彼らの持つ毒は強烈で、非常に危険です。この毒を原住民が、狩に使うためにやじりに塗ったことからこの名前がつきました。
 このカエル、以前見たことのある矢毒ガエルと体の大きさが似ており、そう思うと簡単に触れません。とりあえず写真だけは撮りました。
 下の小さな写真は、熱帯地方であればどこでも見られるストラングラーツリーで、アルツンハ遺跡の一角で、寄生して取り付いた木を締め付けています。このような様子を見るたび、自然界の動物だけでなく、植物の世界も弱肉強食の掟があるのだと気付かされます。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO800、F/5.6、1/80sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2013-10-20 11:01 | 爬虫類 | Trackback | Comments(0)

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