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2013年 10月 07日

タニシ採りの瞬間

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b0132475_10251787.jpg この中米のB国の、最大の都市の住宅街にある自宅のバルコニーから、道路を挟んで隣の空き地が見えるのは既に何度もお伝えしています。その敷地にはネットフェンスがあり、そのフェンスの上は、真下の道路側溝を覗くのに好都合なのです。その、幅1メートル以上ある道路側溝は、スイレン等の水草が生え、30センチ以上の水位があることから、たくさんの魚や水生動物たちの格好の生息場所となっています。
 ここに生き物が多いのは、側溝は結局川に通じており、一年を通して水があることと、魚や水生動物たちの餌が豊富にあることだろうと思います。もともとここはマングローブのジャングルに覆われた湿原であったことから、例えそこに街ができても、水が多く困難な場所であることから開発しきれず、まだまだ多くの自然が残っている訳です。
 このあたりの水のある場所には必ずタニシが生息しており、この自宅前の道路側溝も例外ではありません。そのタニシを狙って、Snail Kite (スネイルカイト、タニシトビ)の、足の爪が1本無いメスがよくここを訪れます。このあたりは彼女の縄張りなのでしょう。でも、側溝には水草がたくさんありますから、水底のタニシが見えるのかと、自宅バルコニーからカメラで彼女を狙いながら、彼女の餌取りが徒労に終わらないことをいつも祈っていました。
 ところが今日、いつもの場所に彼女がいることに気付き、バルコニーに出てカメラで彼女に狙いを付けた数分後、彼女はフェンスからひらりと側溝に舞い降り、側溝に足から飛び込みました。羽ばたいて側溝から出た瞬間が今日の写真ですが、彼女の右足は大きなタニシを掴んでいます。ついに彼女はタニシをゲットしました。ではなく、彼女にとってはいつものことなのであって、ついに私が、彼女がゲットする瞬間を見たということです。下の小さな写真は、タニシを掴んで元のフェンスの上に戻ったところです。彼女は右足の爪を1本失っていますから、うまく狩ができるのか心配していましたが、このように見事成功したのを見て我がことのように嬉しく思いました。ところで、この狩の姿を見るとスネイルカイト、猛禽に見えますね。
 でもこのタニシトビ、この後ブラックバードに激しく追いかけられていました。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/5.6、1/500sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。

by yagyu-toubei | 2013-10-07 10:30 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by にょき at 2013-10-07 17:45 x
決定的瞬間ですね!動きがあってとてもかっこいいです。ところで、動きが遅いタニシをどうしてわざわざ上から飛び込んで捕るのでしょうか?水の中を歩き回ってでも捕まえられそうな気もするのですが。ぬかるみにはまってしまうからなのか、水が濁って見えなくなってしまうからなのか…。理由はともかく、猛禽類らしい狩りの方法ですね。
Commented by yagyu-toubei at 2013-10-08 12:59
思うに、スネイルカイトは猛禽として生まれたことから、サギみたいに水や泥の中を歩くわけには行かず、例えタニシを捕るにしても、勇猛果敢に攻める必要があるのではないでしょうか。食物連鎖の頂点に立つ猛禽類の美学を感じます。


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