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一眼とコンパクト撮り比べ その3

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一眼とコンパクト撮り比べ その3_b0132475_6264864.jpg 今日の話題は、昨日の写真との比較です。
 昨日の写真は、カリブ海の島国セントルシアの、一番の観光地であるピジョンアイランドにある遺跡を背景にしています。そして今日の写真は、昨日と同じ場所、同じ時間に撮ったもので、カメラだけが違います。昨日のがフォーサーズ (4/3インチ)のセンサーサイズを搭載した一眼レフで、今日のが1/1.7インチセンサーサイズ搭載のコンパクトカメラです。
 この2枚を比べると、一眼レフカメラのものは、コンパクトに比べて背景のレンガや樹木が多少大きくぼけています。そのためか、画像全体が柔らかく、女性を対象にした写真らしいやさしさが感じられます。対してコンパクトカメラの方は、ピントの合っている位置が深いことからか、全体に硬さが感じられます。以上は2枚を比べて違いを探せばの話で、この2枚非常に良く似ています。コンパクトカメラの細部の描写も素晴らしく、人物の右にある壁の細い蜘蛛の糸を、一眼レフと同じようにしっかり写し撮っています。
 APS-Cサイズのセンサーを使用した一眼レフに比べて、フォーサーズ仕様の一眼レフはセンサーサイズが小さいことから、キットレンズのような小口径の暗いレンズでは、背景を大きくぼかすことが難しくなります。
 一方、このフジのコンパクトカメラは、コンパクトタイプとしては大きなサイズのセンサーを搭載しており、また、ボディの大きさを犠牲にしてでもと、高性能なレンズを搭載したカメラです。ですから、20インチ程度のモニターで見ても、等倍にしない限り高画質に見えます。その意味ではフジ入魂の一台ですが、等倍にするとシャープネスをかけすぎているためか、粒子が目立ちます。でも高性能なカメラであることに間違いはありません。今日の写真の通り、フォーサーズ一眼レフの画質に迫るほどですから。
 カメラは、FujiFilm FinePix F610。撮影データは、35ミリ版換算76mm、ISO160、F/4.0、1/280sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2013-10-06 06:35 | 機材 | Trackback | Comments(0)

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