美しいトロゴン Black-headed Trogon
2013年 10月 04日
この中米のB国には、様々な美しい野鳥が生息しており、海外から訪れるバードウオッチャーたちを楽しませてくれます。その中で最も派手な色彩を持っているのが Scarlet Macaw (スカーレットマカウ、日本ではコンゴウインコ)というインコの仲間で、世界で最も目立つ鳥がいます。この国で、私はこれまでにまだ一度しか見ていませんが。
また、大きなくちばしを持つ、形が特異で色彩も派手なツカン、顔の真っ赤な大型のキツツキがいたりと、これらが野鳥として普通に空を飛んでいるのですから、本当にこの国の自然は豊かだと実感します。
ただ、さすがにこれらの鳥を街中で見ることは稀で、ジャングルでガイドを雇わないと、短期間の旅行では簡単に見ることは出来ないと思います。しかし、これらバードウオッチャー憧れの鳥の中で、忘れてならないのが今日の写真のトロゴンの中間達です。
これまでに何度もこのブログにトロゴンが登場しており、今日の写真のBkack-headed Trogon (ブラックヘッディド トロゴン)も9月30日を含めて、これまでに数回掲載しています。しかしこれまでの写真は、光の加減が悪く、この鳥本来の美しさをお伝えできていませんでした。それというのも、トロゴンは木陰が好きなようで、なかなか明るい場所に出てきてくれないからです。
でも今日の写真は、運よく枝の切れ間の明るい場所に停まってくれたことから、緑と青色の混じった何とも言えない美しい背中を捉えることができました。特に尻尾に繋がる青色は、まるで宝石のように輝いています。それに、おなかの黄色も深い山吹色で、目の覚めるような美しさであることが分かります。
トロゴンはこの国で4種類が見られるようで、手持ちの図鑑にそれらの種類が紹介されており、私はこれまでに既に3種類を見ていますから、この国では割と一般的な野鳥なのだと思います。特に今日のブラックヘッディド トロゴンは街中でも見かけることがあるほどですから、数は多いのだと思います。今日のトロゴン、仲間の中では最も地味なタイプですが、それでもこの美しさは一見の価値があります。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/5.6、1/100sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。